「リアルだ!余命宣告、お涙頂戴じゃないのだ!」湯を沸かすほどの熱い愛 桜sodaさんの映画レビュー(感想・評価)
リアルだ!余命宣告、お涙頂戴じゃないのだ!
出来事に反して、心理描写がリアルだ!ただし、こちら側の人間にとって。宮沢りえ扮する双葉、この人が何故こうも、他人に関わって行くのか?双葉が母親に面会を拒絶された場面で全て繋がった。理屈ではなく心が動いてしまうんだ。そして、双葉にとってオダギリジョーの様な人間は安らぎ。小さな事にこだわらず、優しい。いつも他人を気遣う双葉が悪態つけたり心開ける相手。ありのままでいられる人。
また、双葉は宮沢りえだからここまで演じられたのだと思う。
心がツルッツルなら楽だろうなぁ~と常々思う。けど、この映画を観てたら、ヒダ、シワ満載の心もまぁ良いかと思えた。
あの美しい、りえさんが、ちゃんと母ちゃんに見えた!
泣き虫の私だけど、映画ではあまりダラダラ泣かない。今回ばかりは、ズビズビ ズビズビ…隣の知らないご婦人も、終止ズビズビ。
で、エンドロールで声かけて来たぁーーー!普段なら、チョット~てなるけど、今回は優しかったな私。
しかも、今回 まさにこれから観ます!て時に知り合いから、この映画のお薦めメールが入った。
同じ温度で何か共感出来るって幸せだ。淋しかった子供の頃…。
こちら側て、そういう事です。
ラスト、びっくらこいたけど、あれは確かに温かいだろー♪
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