この世界の片隅にのレビュー・感想・評価
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ほぼ初対面で結婚なんて現代では考えられないけれど、そういう結婚もい...
ほぼ初対面で結婚なんて現代では考えられないけれど、そういう結婚もいいかもしれないと思えました。
すずさんが工夫して料理を作るシーンが良かったです。
後世まで語り継ぐべき作品
いまごろになって鑑賞。
これは間違いなく後世まで語り継ぐべき作品。
感動も笑いも涙もあり、ちゃんと映像作品としても成立している。その上で、日常生活を通して戦争に対して語っている素晴らしい作品。
・・・でも、私には合わなかった。観た後になんとなく残るモヤモヤ感。なんでかはよくわからない。
作品としては間違いなく素晴らしい、とは理論としては理解できる。でも、感情という意味では合わなかった。
高評価につられるとガッカリ
我慢を強いられる映画です。
メリハリの有るストーリーといったものはなく、淡々と起伏のない日常が描かれる。
嫁いびりもなく、唯一義姉が嫌な感じなだけで、キャラクターは総じてノンビリ、ノホホン。
主人公はただ日々に流されるだけ。
のんの素人臭い声優ぶりも、なおさら退屈に輪をかける。
いい加減、芸能人を声優に使うのはやめにしませんか?
空襲が始まって突然不発弾やら腕を失うやらあるけど、「だから?」といった感じ。
悲惨さをアピールするでもなく。
何を伝えたかったのか?
大和のナレ死もなんだかなー。
1フレームも描写がない。
この映画は、例えるなら1.5倍に薄めたコーンポタージュ。
味気なく、我慢して飲んでも後味がスッキリしない。
期待しすぎたのか、その反動なのか、私には時間の無駄でした。
最高のフード映画!
もう、最高ですね!
食事が特に素晴らしい。家族の関係性が食事シーンで伝わりやすくなっている。また、戦争の状況も食事シーンで明確に伝わる。そして、スイカにまつわる女性との意外な関わり(座敷童じゃなかった⁉︎)。食事を活用した魅せ方がここまで上手くバリエーションに富んでいると、とても感心する。これは素晴らしいフード映画だ!
内容だけじゃなく、映画表現、アニメーション表現も声優の演技も、もろもろ含めて最高に素晴らしい映画だと思います。
歴史に残る傑作でしょう。
普通に生活を送っている人達に酷い災難をもたらす戦争を心から憎む。 ...
普通に生活を送っている人達に酷い災難をもたらす戦争を心から憎む。
戦争が天災ではなく人災による物である事に憤りと哀しみを感じます。
この映画をトランプと将軍様に見せてやりたい。
何も感じないかもしれないが………
ぴやー、久々にうるってしまった。なんでだろう。右手を失い絵が描けな...
ぴやー、久々にうるってしまった。なんでだろう。右手を失い絵が描けなくなった悲しみではなく、自分だけが助かった罪悪感でもなく、家族の絆という希望、、ともちょっと違う。「この世界の片隅から観ている僕を、ほのぼのさせてくれてありがとう、すずさん、うるぴよ」という感じかな。空襲でも原爆投下でも終戦後も綿々と続く日常を、いかに普通に過ごせるかは、自分次第でもあり、出会いでもある。ラストシーン、周作と出会った原爆ドーム前での、すずさんの決めセリフに普通に撃ち抜かれた。「この世界の片隅で、うちを見つけてくれてありがとう。」すぐ後にさらっと籠から怪獣を飛ばす、感動を押し付けない演出がいい。巷の評判通り「君の名は。」にも匹敵する出来映え。2016年は「シン・ゴジラ」と合わせて、近年まれに見る良質な邦画が揃った年として語り継がれるだろう。8点
アニメなのに実写以上にリアル
観終わったあとしばらく動けなかった。
それほど凄まじい映画。
決して泣かそうとしているわけでもなく、悲惨さを訴えているわけでもない。
戦時中の日本の日常が淡々と描かれているだけ。
それがかえってリアルで恐ろしい。
道端に兵隊さんの遺体があっても誰も気にとめない。
片腕を失った主人公を見ても誰も驚かない。
そして、最後に出てくる戦災孤児の女の子。
この子が出てきてから後は涙が止まらない。
何度観てもダメだ。
そして、エンドロール。
この女の子とその後の家族、そして遊廓で出会ったリンさんの生い立ちが描かれている。
ともすれば見逃してしまいそうになるが、最後までしっかり観てほしい。
エンディングテーマ たんぽぽ
人って強いなと思いました。
選択肢として生きるか死ぬかが存在しなかった時代。失くしたくないけど気づいたらすぐそばに迫ってて、日常になって、無くなることを忘れた頃に亡くしてしまって。敵は見えないのにいつの間にか戦いに参加してて、勝っても意味を感じにくいけど負けたら色々なものに意味をつくれなくて泣いて。それでも前向きに生き続けるのすごいなと。
一所懸命の積み重ねが一生懸命と感じました。
あたたかさの正体とは
映画館へは5回足を運び、Blu-rayディスクも購入した。何度観ても、あたたかい気持ちにつつまれ、涙がこみ上げてくる。
一番最初に鑑賞した帰り道で、世界が愛おしく、優しく映って見えた不思議な感覚を今でも忘れられないでいる。
鑑賞後、ふとすずさんを思い出して涙がぼろぼろと溢れてきた。
感動と余韻をそのまま引きずり、この映画の感動を人に伝えようとしたのだけれど、困ったことに言葉にできなかった。どう伝えようとしても陳腐になりすぎて…。
(個人的な話で恐縮なのですが…)
私は遠くに住んでいる祖母に会いに行ったあとや電話で話したあとで、愛おしさで胸がいっぱいになって泣いてしまう。
「この世界の片隅に」を観たあとの涙は、祖母と会ったあとの涙に近い気がする。
この映画は、やさしさや愛おしさ、そしてあらゆることへの尊さを気づかせてくれる。
まちがいなく、私の中で人生一番の作品
戦時中の夫婦
ほぼ初対面で結婚し、女房は旦那の家族を支える。旦那もそれに答えて感謝する。お互いに好きだから結婚する。という最近のスタイルもいいけど、すずとシュウサクさんのような結婚も、良いなと思いました。だんだん愛が深まっていく様子がとても羨ましかったな。
なんだか涙が止まらない
なんでだろ。今までの戦争映画とは違う観点で描かれている。当事者なのに第三者的な、リアルな生活。もの、食事、生活、細かく描かれていて、色々初めて知ることがたくさんあった。のんの声がすごくよかった。
戦争中の日常を間接的に描写する
時代考証やアニメーション表現が学術研究レベルでなされていることにも注目が集まりがちだが、事実の羅列から物語や感情を生み出すことが上手い映画だと思った。その点で本作は、単に「歴史的事実」や「日常生活」を描くのではなく、脚色も多くされていることには注意が必要かもしれない(そもそも登場人物はフィクションの存在だし)。また、個人の視点もあれば社会全体から見た視点もあり、語り口についても考えさせられる所がある。その上で、なぜすずさんという人に感情移入ができるのか、ということなどを改めて考えたいと思った。
すごいのを見せられてしまった…
原作からこの作品のファンなのですが、映画を見終えて「なんだこの精緻な作りは」と驚きました。あとでブラックラグーンやエースコンバットのストーリーパートを担当した監督さんだとかMemoriesや鉄コン筋クリートと同じスタッフが脇を固めていると知り納得しました。
繰り返される対比の構造や挟まれる笑いのタイミング、ホントに微妙な方言の違いなどよく練られていると感じました。
色んなことを考えさせられる物語でした
それにしても、朝の連ドラの時も思っていたんだけど、のんという人は(声優として)良い悪い、上手い下手という評価をぶっちぎって存在感ある人だなぁ
ファンタジーは人を強くする
すずさんは強いなぁ。
人のことを考えて、人のために働いて、人のために泣く。
悔しナミダを一度だけ、すずさんの心が自分の心に入ってきたように、胸が苦しくなった。
絵も音楽もキャストも、これ以外ないと思える、完成された作品。
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