この世界の片隅にのレビュー・感想・評価
全863件中、81~100件目を表示
呉の皆さん頑張って下さい?
空襲終わって「ちょうどええ時間に解除になったわー」
社畜?日本人は世界が終わっても出勤するんやな
すずさんの頑張ってる姿が好き
すずさん自身も言ってるけど、ぼーっとしてるし、流されている感じ。みんなが笑ってたらええのになーっていうことだけ目指してる所がええね
普通。普通。普通。
この時間の中では目指さないと出来ない
美味しい白米
各方面から絶賛、数々の賞も獲得した本作、ようやく見ることが出来た。...
各方面から絶賛、数々の賞も獲得した本作、ようやく見ることが出来た。
超期待して見たが…
絶賛されてる声優のんは別に普通。圧力から不遇を受ける彼女への同情があると見た。
内容もあまりグッとくるものはなかった。思うにテレビの連続ドラマでストーリーを完璧に把握していたからだと思う。衝撃的な場面もそうではなくなってしまったり、逆にドラマに描かれていたエピソードがなかったり。あのドラマ、結構良かったんだ(笑)
今冬、それらのエピソードを加えたリニューアル版が公開予定とのこと。ちょっと時季が悪いのでは?さあどうなる?
鑑賞後のこの不思議な感情はなに?
○鑑賞前
当時の評判が高く、ずっと見たかった作品。泣けたという声も多く、戦争時代の切ないシーンも、覚悟していました。
○鑑賞後
死の描き方が絶妙でした。死がいかに近い存在だったのかが理解できます。
戦争は、ほとんどの人にとっては、日常の中の一部でしかない。普段の暮らしの中に戦争が入ってきた。生活に変化はあれど、生きてる限りは残された人で頑張って生きていこう。そんなありのままの状況を一人ひとりが受け止めていく姿に感動しました。
私はその感動が終わった瞬間に込み上げてきて、エンドロールはずっと泣いていました。その涙が悲しみではなく、感動だったのがプラスの予想外でした。
片隅にあったものは
先日のNHK地上波で再鑑賞。
やはり良い。とても良い。じわりとくる感じ。芭蕉の「岩にしみいる…」という印象で染み込んで来る。
昭和初期の雰囲気もだが、普通の人々の普通の暮らしがあり、そこに戦争がやってきた。ただただ、安穏と暮らしていくはずの日常が、どうしても戦争と言う名の、とらえどころない何かに侵食されていく。それは、水害のように静かに水かさを増し、やがてすべてを呑み込んでいく。精神や感情だけでなく、最後には物理的に、街や周りの人や人体を破壊してゆく。それでも、日常は続いていく。
言ってみれば、当時の当たり前のことが淡々と描かれるだけだが、後半は原爆や内地への攻撃などで悲惨な状況となっているのだが、観ているうちにいつのまにか感受性を下げて、そうした壮絶な画面に対面している自分がいた。当時の人の感性を追体験しているようだ。
私の好きなシーンは、ふだんおとなしい"すず"の感情が爆発するのは、玉音放送の後。はじめて他責としてなじる姿が、当時の日本人の感情ではなかったろうか。物資が無い中、すずが工夫して食事を豊かにし、着るものを華やかにし、少しでも楽しく暮らそうとする姿。この世界の片隅にあったのは、政治や戦争や壮絶な悲劇ではなく、名もなき個人の日常への想いだ。これは昔も今も変わらず、不変で尊いものなのだ。
観終わったら本当悲しくてやり切れないような気持ち。 ほのぼのと終わ...
観終わったら本当悲しくてやり切れないような気持ち。
ほのぼのと終わりはしたけどなんかなぁ…。
悔しさみたいなものを感じた。
残酷だなぁ。
すずが能天気っぽい事だけが唯一の救い。
どんなにトロくても空襲来てる時に突っ立って空見上げてるのはありえな...
どんなにトロくても空襲来てる時に突っ立って空見上げてるのはありえない。ましてや小さい子連れてるのに伏せるでもしゃがむでもないとは。二度目は鳥逃がした後にまた突っ立ってるし。トロさが非現実的でイライラしっぱなし。ということでファンタジーと思うことにした。
とてもいい作品。長く名作と言われると思う。
見る機会は今までもあったんだけど、どうしても火垂るの墓がチラついて怖くて見れなかった。
でも見てよかった、とてもいい作品でした。
もう一回最初から見たい。
ほのぼので、でもリアルにこの時代の呉を描写してる。
辛い描写もあるんだけど、根底にずっとある明るさに救われた。
そして、どの時代でもみんな一生懸命生きていくのって、同じなんだなあって。
そして、主役の声の のん(能年玲奈)が今でもなぜ女優として評価が高いのかがわかった。
素朴で純朴だけど、きちんと気持ちが乗った、そして明るい演技力があるのを、この作品を通して知ってびっくりした。
いい女優さんだ。
時間が足りない
女性の太平洋戦争。知らない人と結婚し、知らない土地に行き、戦争で家族を無くし、何も自分で決められず。この時代の典型的な女性像なのかもしれない。
毎日の、何気ない日常の中で、イロイロな葛藤や戦いがあり、それが凄く繊細に表現されていて面白い。
ボーっと見えるけど、芯が強く、弱くて小さいけど、逞しくてどっしりとしてる。とても魅力的な女性が表現されてる。
一個一個のエピソードが、もう少し丁寧に表現されてると、もっと良いんだけど、時間的に難しいか。
ほのぼのからの~
ほのぼのとした戦前の広島を描いていたが、徐々に戦火が激しくなってきて…
見やすい、入り込みやすい優しいタッチのアニメーション。これでどんな戦争を描くのかと思ったら、やっぱり優しい感じのタッチだった。
でも、やっぱり戦争映画。切ないです。ぼーっとした感じの主人公のおかげである程度は救われたけど。
ぼーっとした感じののん(能年玲奈)の声もイメージが合ってて良かった(^^)b
ちょうど『君の名は。』が大ヒットしてた陰に隠れて、じわじわヒットしてたけど、『君の名は。』が無かったら、もうちょいヒットしてたのかな?
とりあえず見ろ
戦時中の女の子が可哀想というレベルの話じゃないです。キャラに悲しい出来事を押し付けるのではなく、「浦野すずという人が戦争の中で必死に生きている」という凄まじい作品です。
監督自身が主人公のすずさんに力を入れていて、広島の街を再現したり、「緻密」と言われている調べ物をして背景を描き出したり、アニメーションの動きのつくり方からもう一度考え直す事によって、
監督が言っていた「すずさんという人が目の前にいるかのように浮かび上がってくる映像をつくりたい」という部分が見事に表現できています。
この作品はクラウドファンディングに成功していて、たくさんの人の期待があった事がわかります。
まだ見てない人は、とりあえず見てくれ。
淡々と流れる時間
不思議な映画だ。時間が経つのを忘れてしまうほど、映画の中に入り込んでいた。しかし、それは研ぎ澄まされたような時間ではなく、静かに深く潜行するような音のない世界。すべてが控えめで、間接的な表現。とても居心地が良く、そして悲しくてやりきれない。
噛み締める幸福感と喪失感からくる悲しみ
人類最大の業という現実を殊更破滅的に悲劇的に描きもせず、かといって楽観的過ぎに描きもせず、すずという一人の自立しきっていないごくありふれた少女を通して映し出すことで、戦争という出来事への距離感を近すぎず遠すぎずに押し付けがましい説教的な戦争論では無い形で描いている。
このように適度に迫りくる距離感で戦争を描く事で一番のテーマである「日常にこそにある美しさ、この世界の片隅に生きていく美しさ」をより際立たせている。
これによりすずという人間がこれからも生きていくという希望に満ちた幸福感とその反対に現代と重ね合わせた時に感じる喪失感からくる悲しみを感じる。
「生きていく」その当たり前のことを忘れてしまった現代社会のへのアンチテーゼにも思える。
政治的、左翼的イデオロギーの匂いの無い理由は、戦争はそれをより際立たせる道具で、あくまでもテーマが人間讃歌であり、ただ生きていくという事の偉大さの主張であるからだ。だからこそ生きていかねばならない我々に突き刺さる物がある。
戦争映画では決して無い、人間映画。マスターピース。
計り知れない明日への希望
生きる。
ただこれだけで努力まで有する時代。
しかし、この作品が描きたいのはそんな事ではない。
まだ見ぬ未来がこんなに平和でこんなにのほほんとしてるなんて、当時の彼等は知らない。
それでも今そこにある事実と、指で数えるほどの娯楽と、計り知れない明日への希望を持って前を向く。
何故なら私は生きているから。
完璧な作品です。
後世に伝えるべき名作
罪もない女性や子供まで無差別に殺傷した戦争の愚かさ恐ろしさを庶民の視点から描き、後世に伝えようとした貴重な作品、傑作である。日テレ、TBSと実写ドラマ化されたがアニメであれば原作漫画に寄り添い、親子で鑑賞し易いし目を覆う場面も工夫ができる。「のん」の声も主人公にぴったりだ。ただ、事務所との揉め事でメディアに圧力があったと聞くと今でも心無い人々がいる現実に落胆させられる。予算の関係で遊女のエピソードなどカットされたので完全版がリリースされたが私は本作の方がテーマに純化されていて良かったように思う。
絶望の中で希望の光を灯したエンディングのなんと素晴らしいことだろう、何度見ても涙が止められない・・。
日常の美しさに気づく
戦争映画は、悲しい結末に向かっていくものとだと思い込んでいたので、2時間を通じて、重すぎる瞬間が無いことに驚いた。
もちろん、悲しい場面やストーリー、瞬間が無いわけではない。
ただ、それでも、すずさんを通じてみる世界は、なんだか美しくて。
厳しく、残酷な世界ではあるんだけども、日々の些細なこと、色んな機微を大切に生きていこうと思える。不思議な作品。
熱くるしいこと、語りすぎることは一切ない。ほんとに、ある人の日常を覗いている、というスタンスで物語はずっと進んでいく。
なのに、なのに、なぜか感動する。
大きな物語として語られがちな戦争だが、一瞬一瞬、それぞれの物語があるのだと思うと、胸が苦しくなる。
B29が飛来するシーンは、ホントに泣きそうにある。
ただ、日常にあることの幸せを見つめて、かみしめて、生きていきたいな、と思う。
何度も何度も見返して、新しい気づきをしたい。
生きること、日常を美しくとらえる気持ちを思い起こしたい。
工夫のカケラもない
原作のマンガが好きで観に行ったけど、残念なものでした。
ただ原作をアニメにしてみただけで、ストーリィにも絵にも、まるで工夫が見られず、メリハリがなくて退屈。
監督は作品を作るに当たって、戦時中の呉の町を調べたり、当時の食べ物を実際に作って食べたりしたらしいけど、もっと他に努力するべき事があったんじゃないかな。
全863件中、81~100件目を表示