この世界の片隅にのレビュー・感想・評価
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ありがとう。
本当に素直に「ありがとう…。」の言葉が溢れ出るような作品です。
こんな素敵な作品を作ってくださった皆さん「ありがとう。」
映画を観たあとにレビューを見て、皆さんの素敵な言葉に「ありがとう。」
このタイミングでこの作品に出会えた自分に「ありがとう。」
フィクション?ノンフィクション?…、でも今のこの日本を形づくってくださった先輩の皆様、「ありがとう。」
何よりこの作品の評価がとても高いことに「ありがとう。」
そんなこんな、色んなことに素直に「ありがとうございます。」と言える、言いたくなる、とてもとっても素敵な素晴らしい作品でした。
でも、今年はなんて年なんだ!!
「君の名は。」「シン・ゴジラ」そしてこの「この世界の片隅に」
日本映画バンザイ!!
日本映画「ありがとう。」
何度も観るだろう。
皆様のレビューに全面的に賛成です
①レビューしにくいが、お勧めしたい気持ちを抑えきれない。笑えるし泣けるし感動するけどそれだけじゃない。作品の凄さを分かってもらうには観てもらうしかない。
②主演ののん。音楽のコトリンゴ。原作のこうの史代。これら奇跡のコラボを纏め上げた片山監督の微細な演出。
③戦争賛美でも自虐史観でもない。右でも左でもない。ただ、当時の日本の片隅で生きてた人々の話。
④原作のカットしたエピソードが、それはそれで、より作品に奥味を出しているし、原作のif になっている。
でも、できれば完全版を出して欲しい。
⑤音響効果が絶妙なので、映画館で鑑賞をお勧め。観た後は大抵呆然とする。
こんなレビューが多いと思いませんか?
観た方なら「そりゃそうじゃ」と思うでしょう。
結論
観てください。
すずの話ならいくらでも見ていられる
あーもーむっちゃくちゃ面白いし良かったし素晴らしい映画ですわこれは。評判通り。評判が悪かったとしても絶対好きになる作品。
この映画は戦争がメインのストーリーだけど、とにかく主人公すずのキャラクターがとても良い◎
いたって普通で人の良い少し天然おとぼけなところのある女の子だけど、何か芯が一本通ってて、すずをずっと目で追ってしまう。
ストーリーも勿論時代の背景ながら悲しいところや死ぬほど辛いところも沢山あるけど、全体的に面白いし惹きつけられる。
でもとにかくすずが…とても良くて、戦争の話じゃなかったとしても、このすずを中心にしたストーリー展開ならどんな話でもみてみたいしそう思わせてくれる。
そんなすずの声優をやった、のん。この人も才能の塊だよ…「あまちゃん」のアキ、「海月姫」の月海、「この世界の片隅に」のすず、すべて能年ちゃんじゃないとしっくりこない難しい役どころ。他の人でも脚本自体が面白いからきっと名作にはなるのだろうけど、この人だから何倍も良くなってるし人を納得させる能力があるんだろうなーと、あほな私でもぼんやりそんなこと思った。
本当おすすめの作品です。
戦争を背景に淡々と日常が流れる名作
噂通りの良作です♪( ´∀`)
鑑賞された方の評判が高くて、前から観たかったけどやっと鑑賞しました。
第二次大戦の前後を主人公のすずを通して描かれておりますが、ソフトタッチの絵柄と主人公のすずのホンワカとした性格でなんともほっこりとしたゆるふわな日々を描いていると思いきや、戦局が激化する後半からは怒濤の展開にいろんな事がショッキングに写し出されます。
戦時中で舞台が広島。そして呉とあって、その展開は予想できましたがいろんな事を受け止めても、消化出来るだけの余裕が無いほど話が進んで行きます。
でも、主人公のすずの性格と周りの登場人物の人柄から、なんとも幸せな気分と雰囲気になるのがこの作品の強みです。
時代背景から女性が今よりも強いたげられた存在ではありますが、今よりも家族の絆や人との繋がりをより一層強く感じ、今の我々に無いものや、今の時代が余分な物で溢れている事にも気付かされます。
主人公のすずを演じる、のんこと能年玲奈さんも普通に上手いです。ホンワカとしたすずの性格に声質もあっているんでしょうね。
主人公のすずの性格や絵柄に違う意味騙されるとかなり面食らいますが、戦争の悲惨さと現実を真っ正面から捕らえていて、なおかつ今の時代に投げ掛けるメッセージもあります。
昨今のアニメ作品では珍しい題材の作品ですが、とても良い作品で普通に観て良かったと思います。
今年の後半は「君の名は。」「聲の形」と良いアニメ作品に当たりましたが、この「この世界の片隅に」もとても良い作品です。
まだ、映画作品は鑑賞予定ですが、今年の劇場鑑賞でのアニメ作品を締め括るのに相応しい作品に出会えた事に感謝です♪
方言可愛い…
日常でふと思い出すと涙が溢れてくる映画
能年玲奈の存在をいい意味で忘れる
ふだん基本的にはアニメは見ないし、日本のアニメ映画にものすごい偏見のあった私だが、いろいろきれいに取っ払われた。
まず話題だった能年玲奈の存在を、上映開始後かなり早い段階で忘れた。そのくらいすずは自然だった。
日常と地続きで非日常があり、非日常のなかにも日常がある。究極的には、8月6日も、7日も8日も、任意のn月n日もすべて等価である、と思わせてくれる。
大変なことが起こった、一大事だ、と思ったときに実は何も起きなくて安心し、本当に一大事になってしまったときには次の瞬間にまた日常が待っている。
この普遍性がいつでもどこでも変わらないだけに、戦争という体験が鮮烈に体の中に入ってくる。広島でも、今ならシリアやアフガニスタンのようなところでも、こんな日常があるのだろうと思い、一部でホッとし、また衝撃的にも感じる。
色の使い方が、こうの史代の方法を守りつつも、鮮やかで柔らかく、非常に美しかった。
素晴らしかった
アニメ界のMADMAX
ほのぼの
戦時中の映画ですが、ほのぼのした雰囲気でみれました。
昔は物がなくても、心は豊かに暮らしていたのが感じられて、現代の暮らしとは正反対なんだけど、身近に感じられる不思議な映画でした。
戦争モノだけど、戦争の悲惨さだけが強く印象に残る作品ではなかったです。
この時代に生きた庶民の人々の生活を、巻き込まれていく庶民にとっての戦争とはどういうものかを繊細なタッチで描写された、良い作品だと思います。
物語も良かったですが、この作品を作るにあたり、資金不足で制作困難になりそうだったところを、募集してたくさんの資金が集まったこと、資金提供してくれた沢山の人の名前がエンドロールにあったことも、この作品にたくさんの人の思いが詰まっているのを感じて感動しました。
そして、実際に戦時中の呉の街並みを知る人に話を聞いて、その記憶から風景はもちろんのこと、その頃の日常の品や事柄の細かなことまで、丁寧に書かれていたというエピソードにも、本当に素晴らしいと感じました。
まだ、上映されている映画館は少ないですが、周りの人達にもオススメしたい映画です。
2017年1月追記
この作品が海外からは評価が低いと聞きました。
この作品が、戦時中の全てを書ききれているとは、確かに言えないでしょう。あくまで、庶民の視点の一人の女性から捉えた戦争の姿ですし。
でも、この作品のような戦争の捉え方も、一つの真実だと思います。
この作品をきっかけに、戦争を知らない世代も、戦争を知る世代も「この時代」や「戦争ってどういうもの」かなど、見聞を深めて誰もが不幸にならない世界を創造して行ければ、と思います。
人はたくましいから美しい
映画「この世界の片隅に」の感想
「戦争映画」ということで、これはちょっと観るのに力がいるな、と思い映画館に足を運びました。
映画が始まってみると、舞台が広島となりこれはさらに力がいるなということになりました。主人公は呉へ越してしまいますが、日付がどんどんと原爆投下の日に近づいていきます。
その途中でも数々のエピソードが挟まれます。それらの演出は過去の戦争アニメ映画に比べ、とても現代的です。恋愛もありますし。テンポも良く、なんだか戦時下の非日常的な日常を淡々と描いているように思えます。
主人公はとても正直で、その日常に順応しています。その主人公の終戦のときのあの感情の爆発は共感できます。「戦争映画」は共感を呼ぶことが必要だと思います。
広島から飛んできた障子を使って蒔を作る。そういう前向きな魅力が主人公にあります。声優も合っていると感じました。
「戦争映画」というなかなか客の入りそうな題材に挑戦することができた制作環境とともに、湿っぽい映像になりそうなこのテーマを力強く、また水彩画的に可憐に描くことができた点が素晴らしいと思いました。
テーマは重いですが、良い作品です。
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