この世界の片隅にのレビュー・感想・評価
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心が温まる映画
君の名は。を超える作品と評されるほどの、今作品。劇場内は、若者というよりかは、どちらかというと、年齢層は高めでありながら、最前列まで席が埋まり、満員であった。
能年玲奈から改名した、のんが主演ということもあり、やや不安を持ちながら鑑賞した映画であった。
原爆が落とされる前そして後を、描いた作品であったが、どこか懐かしい絵、そして可愛らしい主人公に、どこか暗くなりきらない、それどころか温かい明るい映画であったことは間違いない。劇中も、ところどころに散りばめられた笑顔の種に、観客の笑い声が咲いた。
この作品では、変わらないものと変わりゆくものが比較されながら、進められていく。めまぐるしく変化する社会の中で、変わらないもの、変えてはいけないもの、忘れてはいけないものは確かに存在し、それは何なのかを非常に考えさせられた。
欠点といえば、広島弁が少しわかりずらかったこと、そして主人公のネジが何本か抜けた発言に振り回させることではないだろうか。この点は良い点でも取ることができる。
いろんな意味で今年一番の映画
この世界の片隅で、、、、
日常生活の貴さと戦争の暴力性を考えさせられた
テンポも空気感も映像も合わなかった^^;
単館からジワジワと口コミで広がり上映館も増え続けて評価も上々!!って事で、プチ遠征して観てきました。
ん、、、、感想は、予告観て感じた予感そのまま・・・
どちらかと言うと日本昔ばなしのような優しいテンポとアニメーションなので、自分には合わなかった。
君の名は。は、予告イメージと違いグイグイ引き込まれましたが、この作品にそれはなかった。
戦争を物語った作品で言えば火垂るの墓を初めて観た時の方が、心にグサッと来たってのが、正直な感想・・・です。
君の名は。は、劇場離れしてる中高生が、劇場に足を運び老若男女が、それぞれの想いで観れますが、この作品は観る年齢を選ぶ気がします。
感想や評価するのが難しい作品・・・☆3
ただ"のん"・・・能年玲奈を埋もれさせたらダメでしょ〜と強く思う。
観終わって初めての感覚…
あまりにも評判になっていたので試しに感覚で観に行った。最初はその程度だった…。
舞台は広島県広島市と呉市、時代は昭和10~20年代の戦前から戦後に掛けて。市内に住む女性すずの日常をひたすら淡々と描いている。
あまりにも淡々と描かれているので進行が凡庸になりがちだが、決してそんな事はなく、何故か妙に引き込まれる自分が居た。
この作品の魅力の1つであるすずの声を演じたのんのすずのリンク度が半端なかったのもある。完全にすず=のんになっていて、その声の柔らかさが観客が感情移入し易かったのかも知れない。
それに画一つ一つが実は相当緻密に描かれていて、風景、食料、軍艦etc.…視覚的にも文句無しだった。あと、何と無くジブリっぽい雰囲気を感じたが、川渕監督の師匠が宮崎駿監督だった事を後で知って納得した。
観終わって、泣きはしなかったが、心の中には様々な物が突き刺さっている状態で、数多くの映画作品を鑑賞したが、初めての感情だった。
多分、まだ読んでない原作を読んでからもう一度鑑賞してみたいと思っている。傑作と誉れ高い原作を知った上で観ると、また違った発見があるかも知れない。
更にエンドロールでクラウドファンディングに参加された方々が流れていた。あそこにクレジットされたかった…かな。(^^;)
穏やかで怖い
引き込まれた。
伝える役目
感想を何度か人に話し、改めて考える中でやっと書けるようになりました。
私の親はこの映画の時代を体験しています。そして当時の気持ちを私達子供に伝えてくれました。
まだ若く生意気だった自分達は、軍国主義に染まったことを批判したり、その一方で一兵卒で死にたくないと志願しなかった父に不満を感じたりしました。
それから、何歳頃からか、当時の日本人の暮らしや気持ちが分かるようになってきました。
私達の育った時代は、テレビでは、毎年終戦記念日にかけて、数多くの特集番組があったと思います。
私達は、当時を体験した親達や、様々なメディアから戦争について知ることができました。
しかし、私達は、自分の子供達に戦争について、ほとんど伝えていないことに気がつきました。
戦争は数多くの死、苦しみ、悲しみをもたらしました。それらを無為にせず、次の世代に伝えていかなければなりません。
この映画は、当時の生活を丁寧に再現し、当時の人々の気持ちを実感することができます。
この映画をぜひ若い人達に見て頂きたい。 そして末長く上映していただきたい。
戦時中の日常
被害者ぶりっ子がヒドイ
もともと、広島・呉は海外への侵略の攻撃起点です。ここから真珠湾攻撃を始めて世界に不幸を拡散させたことが、この映画では忘れられています。中国・重慶への無差別爆撃もこの映画は無視しています。
当時の日本に非戦闘員はいません。主婦も竹槍訓練で殺傷の腕を磨いていました。
加害者が被害者ぶりっ子をしている、という映画です。
あまりに評価が高すぎて…。
おばあちゃんのそのまたお母さんの世界は私たちとつながっている
辛いことが絶え間なく起こるこの世界の中で私たちがなぜ日々笑いあえるのか、という問いにある種の答えを出した映画。
すずさんの時代には「辛いこと」の原因の多くが戦争であっただけで、たぶんこの映画は戦争を主題としているのではないのだと思う。
上手くいえないけれど、ひとりの女性の生活を通じて1945年が2016年と地続きであるということを実感させてくれる映画でした。
戦争のあった日常
前向きな気持ち
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