この世界の片隅にのレビュー・感想・評価
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脳内持っていかれる
世界観がすごくて
同じ戦争映画では
みたことのない世界観でした。
広島県民独特の空気感を本当に上手に描いていて
戦争映画なのに見ててポワポワポワワン
ハッと目覚めさせられる優しく強い不思議な世界。
日常のようで日常ではない
今の世の中しか知らない世代でいうと全てが非日常。
だからこそ、戦前や戦時中ってこんな生活だったのか..と調べるきっかけとなりました。
戦時中という時代はちょっと観るのも怯んでしまう時代ですが優しい絵柄と優しい声で、でも綺麗事だけではないことが描かれます。これは子供にも見てほしい。
この作品が描く様々な「再会」はなんて儚く美しいのか。
優しく、哀しく、前向きに生きる映画で涙が止まらなかったです。
すずちゃんの「ありゃー」に癒されます。
尋常ならざる秀逸さは奇跡
アニメ映画「この世界の片隅に」を観た後のえもいえぬ感動は、過去のすべての映画の概念を覆すものでした。えもいえぬ、つまりコトバで表現することは野暮だと思うほどのものです。私自身還暦となり、これまで観た1000本以上の映画に、この作品に比するものは見当たらない。何故そんな感動が得られるのか、そのコトバを探そうと地元の映画館3館で7度鑑賞しました。一つの作品にそこまで魅せられた事は初めてでした。スクリーンの大きさや音響設備も異なる環境で鑑賞し、その都度発見される小さな事柄にも何故だか凄く喜びを感じ、得した気分を味わい。原作も読み、他のグッズやサウンドトラックもブルーレイも購入し見たり聴いたり、そんな事をしても、私のコトバは陳腐な表現しか思いつきません。この映画は総合芸術の最高位にあると私は感じています。例として挙げるならば長谷川等伯の「松林図屏風」を目の当たりにして、立ち尽くすだけしか出来ないという気分に似ています。これはもはや国宝級だということです。
普遍的価値を持つ芸術作品に理屈はいらないのですね。
海外では「火垂るの墓」と較べられているようですが少なくとも日本人である私にとっては、全く異質な完成度の違いを歴然と感じるのは、この作品の成り立ちを日本人として充分に理解し、その感動を、より多くの人達と末長く共有したいと願うからです。
その為、この映画は毎年一度は大きなスクリーンで鑑賞したいのです。毎年の8月の恒例行事となるよう願ってやみません。
抜けるような青空、コトリンゴさんの歌が流れる。もう涙が出てしまう。この作品に関わった方々に感謝です。ありがとうございます。
ちょっとブルーになりました。
水彩画のような描写は、今までのアニメと違います。
当時の普通の暮らしを描いていますが、今より不便な生活、女性が生きていくのは大変な時代でした。
淡々とした毎日も戦争で苦しくなっていく。
肉親が亡くなっていくのを、普通に描いていきます。
それがなお更、悲しみを伝えます。
涙がこぼれる映画じゃ無いけど、まぶたに涙が滲みます。
激しくないけど、じわっと悲しみが沸いてきます。
主人公の声をのんがやってますが、良かったです。
アニメではなかなか無いのですが、心に残るものがありました。
星は4.5ですが0.5がないので5にしました。
戦時中の、普通の人の普通の生活を描いただけ。だから良い。 私も、す...
戦時中の、普通の人の普通の生活を描いただけ。だから良い。
私も、すずさんやその周りの人たちのように、希望を拾い集めながら、人間らしく生きていきたいです。
ある日を境に笑顔を奪われる出来事が起こるのは何も戦に限った事では無...
ある日を境に笑顔を奪われる出来事が起こるのは何も戦に限った事では無いだろう。背負いきれないものを背負わされた時人は笑顔を失うのだ。それでも生きて行かなければ。
等身大の日本人
今までみた戦争映画の中で一番好きで一番引き込まれたアニメ映画でした
多分、あの戦争の中を生きた方の多くはこの映画のすずサンと似た経験をしたのではないかと思う
いままで邦画の戦争映画の作り方表現が嫌いだったけど、これはホントに等身大の日本人で大好きな映画でした
評判通りよかったです。 すごくスローペースな作品。それがいい。 「...
評判通りよかったです。
すごくスローペースな作品。それがいい。
「っふっ」と笑わせるシーンがなんどもありました。
最後母親を失った子供の姿に泣きそうになった。
素敵でした。
新感覚でした。
原爆と言えばマイナスなイメージがあるのに
こんなに明るく(いや決して明るい訳じゃないけど、火垂るの墓などと比べれば)映像化することができるなんて思いませんでした。
たまに挟んでくるリアルな描写に胸がグッときました。
私が見てきた映画の中では回りくどい描写が多いのが普通なのですが、この映画は考察もしやすくわかりやすい映画でした。特に心に残ったのが、「でも全部は食べないようにしよう、また明日も明後日もあるんじゃけぇ」みたいなセリフです。また明日も明後日もある…その言葉に何だか戦争というものに対してイメージが変わりました。
戦争=ダメなもの、としてしまっては、その時代に懸命に生きた人達が何だかなかったことのようになってしまうような気がしました。広島に原爆が落ちても、生き残り、懸命に今日を生きた人がいる…。
最近、北朝鮮がミサイル打ったりして、近々戦争が起こりそうですが、私も1日1日を大切にして生きていこうと思いました。素直に泣きました。
周作とすずの2人が仲良くなっていく過程も素敵だと思いました。すずが「広島に帰る」と言った時に、周作が言った言葉がグッときました。
本当にあっと思わされる映画でした。
優しくて悲しい…
平和な今でも
戦争の最中でも
人は心に愛を持ち続ける
前向きに、前向きに
生きる具体例を
アニメで見せてもらった感じ
とっても良かった。
広島や呉、そこに住む人々に会いたいと思った。
子ども達にも確実に響いていた。
戦争は良くない。
絵柄も話も優しかった
絶賛されていたので期待度を上げて観に行ったのが良くなかったのか、自分の中では最高の作品とは思えませんでした。(とても丁寧に作られた良い作品だとは思います)
戦時中の庶民の生活を淡々と描いたところには好感が持てます。ヒロインのおっとりした性格も相まって、ほのぼのとした雰囲気でした。
反面、戦争の悲惨さがオブラートに包まれていたところに残念な気持ちになりました。
同じ太平洋戦争を扱ったアニメ映画『火垂るの墓』と比べてしまうと、取っ付きやすさでは勝っていてもメッセージ性では劣っているような気がします。
もっとも、そこを高評価する方も多いようですが・・・
一番心に残る映画
終始泣きっぱなしだった。
観てからしばらく経つけど、今でも思い出すたびに泣きそうになるくらい大好きな作品。
主人公が、見知らぬ土地に嫁いで一生懸命頑張って生きている女の子なので、多分女性のほうが惹きつけられると思う。
あんまり書くとネタバレになっちゃうから書けないけど、女性には観てほしい。
戦争の話というより、強く生きる女性の話。
戦争だろうが平和だろうが、すずさんは映画の中と変わらず生きていたん...
戦争だろうが平和だろうが、すずさんは映画の中と変わらず生きていたんだろうなぁ。戦時下でも素朴に生きていることに焦点を当ててる感が、何処か懐かしくなるように観た人を引き込んでいく。
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