この世界の片隅にのレビュー・感想・評価
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女性史ですが
戦争テーマで女性が主人公の場合に、高確率で男性が悪みたいに描かれることが多くて男性としてはそこがネックになるのですが、この作品にはそれがないです。むしろ主人公視点でそれでいいのか(笑)とツッコミたくなるように作られていて、それはあくまで当時の生活を徹底させた賜物でしょうね。本当は影で泣いていたんでしょうけど、それが女性の強さなんだなと暗示していたように感じました。
誰が悪いみたいな風に描かずに物語を作り上げたのは、誰もが共感できるように尽力したこの作品の製作者達の努力の証でしょう。
心があたたまる
すずちゃん可愛い。
キュンとするし、チクチク胸が痛いし、張り裂けそうなほど苦しい と、色んな感情が溢れる映画でした。
はじめは人物の話し方や方言、イントネーションで聞き取りづらく慣れるまで少しだけ時間がかかったけど、逆にそこが集中できる要素にもなった。
のん の声優もとても良かった。
私が知るアニメ映画と違って有名だからという理由での起用ではない気がしました。
しっくりくる配役。
夫婦のあの雰囲気。とても素敵だったし、心温まった。
義理のお姉さんが意地悪なんだけど、可愛いやつでね。
そしてすずのドジでおっとりして可愛い所には何回も笑わされた。
船を絵に描いていて怒られたシーンで、最後に家族で大笑いしていた所は、私がみた映画館の中でも半分の人がつられて笑ってた^_^
空襲の場面ではやっぱり怖くなって泣いてしまった。想像すらつかないあの世界。
見たくないと思いつつもやはり知っていなきゃいけない歴史。
本当に色んな事を感じた映画でした。
君の○はより、断然私は好き!!!!!
またちゃんと見たいな
個性的なアニメーション
想像していたより明るく、尚且つ悲惨さもしっかり表現されていて圧巻された。メッセージ性が多過ぎて何回も見ないと発見できないとも感じた。完全に大人向けに作られたアニメであるため、じっくりと集中して見てないと終わった後にこれだけと感じてしまう人がいるのも納得のいく作品と思えた。
お涙頂戴の映画ではない。
戦争があった。
そして、その中で人それぞれの人生があったのだということを感じられた。
わたしもすずのような、ぼーっとしてる性格であるため、すずが深く考え込み悩み奮闘する場面は共感できた。
声がとても素敵だった。
最優秀アニメーション賞
アカデミー賞をとった。
私が、この映画を観た理由です。
だから、知識と言えば呉を舞台にした戦時中のお話。これだけです。
なので、いまいちよくわからない所が数ヶ所ありました。
まぁ、話の内容には支障がない程度ですが。
戦時中なので明るい内容ではありませんが、いわゆる戦争の悲惨さはさほど感じないかもしれない。
主人公すずのキャラクターのせいでしょうか?
かなりいいです。
実在した世界だし、リアリティがあった。私の祖母くらいの世代の主人公が、まるで平成の世の女の子のような雰囲気をまといつつ、しっかりあの昭和の時代に生きている。
戦争が進むにつれて、出征があり、食べるものがなくなりといった展開がわずか数分のうちに起こる。
すずは、その設定上、多くのものは望まない。そして、同級生、家族、身体の一部、唯一の趣味、そして故郷を喪う。アニメでありながらこれだけ喪失する物語は珍しいのではないか。いや、最近のはなんでもあるのだろうか。それでも描写は丁寧かつ上品で、新しいジャンルの誕生を感じさせる。
「君の名は」が到達した表現力、エンターテイメント性には及ばないものの、製作者のある想いを丁寧に丁寧に伝えてゆく作りは好感が持てる。
このスタッフの作品をもっと見てみたいという思いでいっぱいになります。この監督のこだわりをもっとたくさん見ていたい。
戦後72年のいまでありながら、当時生きた人々の思いが蘇る。
原爆のシーンには、時が止まった気がした。
戦時とはいうものの、ああいう日常の一瞬に大量の人々の命を一瞬で奪い、または長く苦しめることになる兵器が使われたのだという説得力があった。
能年玲奈だからこそだせるすずのキャラクターにこの作品の成功を感じた。
リアル
戦争を体験してないけど、これが戦争なんだって思えた。
終戦時、すずが「ここにおなごが五人いるけえ!まだ戦えるじゃろ」と発した言葉がこう考えるのだと思った
薄っぺらい言葉だが、戦争時に生きる女性ほどたくましいものはないと考えた。
戦災ではなく人災による悲劇
戦時下の中、日本人がどのように生きていたか、空襲の恐ろしさがどのようなものか、よくわかりました。
全体的にも間延びすることなく、よくまとまっていたと思います。
ただ、とても大人と思えない、障害と思われるほどの主人公の鈍さに、イライラする点が多々ありました。主人公の行動により、事故に巻き込まれた人も多数。
戦災ではなく人災による悲劇には共感できませんでした。
魅入ってしまいました。
ヒロシマに若くして嫁いで来たすずが様々なものを失いながらも行きていくというストーリー。
悲しいお話ですがほのぼのとしたり笑えるようなところもあり、ただひたすらに戦争の悲惨さを描いたり感動の押し付けのような感のあった今までの戦争関連の映画とは違ったものを感じました。
「本物」であることを確信
この作品の存在は知っていましたが、絵柄と「広島・呉が舞台」ということから子供向けのありがちな反戦アニメで、話題作りのためだけに能年玲奈の起用したものだと誤解していました。そんなものではないとの情報を昨年末に得て、遅ればせながら1月に初めて鑑賞。そして今日で3回目を鑑賞しました。
一回目より二回目、二回目より三回目、回数を重ねるごとに感動と満足感が増していきます。こんな映画に出会ったのは何十年ぶりでしょうか?
すずちゃん
感動が全く押し付けがましくない。
すずちゃんを巡る様々な、本当に様々なドラマ。
防空壕の場面、怖くて震えました。
「ボーッとしたうちのまま死にたかったなぁ」というすずちゃんの言葉の重み。
言葉にするのが難しいのですが、すずちゃん達には幸せになって欲しいなあ…という気持ち。2時間超と長い作品ですが、それ以上の価値のある映画だと思いました。
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