劇場公開日 2025年8月1日

「最初に公開したバージョン。尺の関係で白木リンのシーンは無い」この世界の片隅に Don-chanさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 最初に公開したバージョン。尺の関係で白木リンのシーンは無い

2023年9月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』が有れば、コチラはいらないかどうか…いらなくないです。

周作が愛した白木リンが登場するべきか否か…登場しなくても大丈夫です。

周作とすず二人への愛や切なさが白木リンの魅力でもあり、美しくも儚いその素敵なキャラクターを割愛した本作は、つまり完璧じゃないのか…完璧じゃなくても大丈夫です。

大人の恋愛をカットしたことでマイナスになったのか…むしろプラスです。

結局『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』と、どちらが好きなんだ…両方好きです。

なぜ…スッキリしていて、ドロドロした恋愛モノ感が薄くて良いと思います。白木リン無しでも充分深くて味があって切なくて面白くて・・・戦艦大和のタッチも素敵ですし、径子や晴美もいて、ちゃんと感動するから大丈夫です。

Don-chan
おつろくさんのコメント
2025年8月3日

共感ありがとうございます!

原作にはあった(と予習しました)白木リンのくだりは無くて正解ですよね。戦時下の庶民の生活には関係ない部分ですし、そこを付け足しちゃうと尺が長くなりすぎて、トイレ難民が爆増しちゃいます。自分的には広島から連れてきた戦災孤児の女の子とのその後が観たかったです。

おつろく
Don-chanさんのコメント
2023年12月25日

CBさん、共感とコメントありがとうございます。
原作者(漫画家こうのさん)も片淵監督も真実に拘る人で、妥協せず徹底的に取材したからこそ、今作のような世界に誇る傑作映画が出来たと思います。原作の漫画本も斬新な仕掛けがたくさん有りインパクトがあります。

Don-chan
CBさんのコメント
2023年12月22日

あらためて、思い出してみて、インパクトのある映画でした。普通と異常、日常と戦時って、こんな風にシームレス、つなぎめなしで繋がっていたんですね。

CB
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