劇場公開日 2016年11月12日

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「厳しい戦時中を生き抜いた一人の女性の半生」この世界の片隅に オカッチさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0厳しい戦時中を生き抜いた一人の女性の半生

2021年4月27日
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戦争に関する映画は若い学生時代に観た[蛍の墓]という映画でかなりつらいショックを受け、長い間観るのを避けていましたが、知人の勧めで久しぶりに戦争に関する映画を観ました。戦争映画は人が多く死んで、つらく悲しい映画が多いですが、この映画はそれらの通常の戦争映画とは一線を画す映画だと思います。1910年代から1920年代経て、日本の太平洋戦争はじめから終戦、敗北までの時代が、広島に住む一人の女性の半生とリンクして描かれています。主人公のすずさんという若い女性はとても穏やかでやさしい女性です。十代の若さで嫁ぐことになり、そこで健気に夫や家族につかえる様子が描かれています。戦時中の空襲や防空壕で過ごす様子など戦争時に生きた人々のいきる様子 は戦後に生きる時代の人々に強いメッセージを投げかけているように感じました。すずさんの人生を通じて我々はなにかを学ばなければならないと思います。

オカッチ