「戦争がメインの映画ではない」この世界の片隅に なまむさんの映画レビュー(感想・評価)
戦争がメインの映画ではない
クリックして本文を読む
戦争にフォーカスした映画ではなく、一番被害にあった広島市の近くの呉市の話。
他の戦争がメインの映画とは違って他の地域の物語。
タイトルとマッチしているのと、違うところからフォーカスされているのが面白いと思った。
沖縄出身なので戦争について小さい時から勉強させられていましたがこういう映画もまた勉強になるなと感じました。
確かに残酷な描写とかはあまりないが、本当にこういうマイルドな感じで過ごされたのかなぁと。
今コロナで死と近い状況下の中どうでしょうか?
出来ることはして、その中で普通に暮らす。
そんな感じ。
すずの天然な優しさや、前向きな思考、行動、知恵と私に必要な事が沢山詰まった映画だと思いました。
ここからネタバレを含みます
妹さんはピカドンで腕にあざができて、結果亡くなるのか?
最後の今までにない残酷に表現された死体は戦争の悲惨さを描写したのかなと感じました。
後清水さんは、どういうポジションだったのか、、、。
そこがちょっとわからなかったです。
生きてきた中で最初にすずが自分で選んだ道という意味でしょうか、、、。
また、日本が負けたときにとても悲しくなりました。
日本が勝つに決まっていると思って死んだら勇者!
日本の勝利のための犠牲にありがとう。
って思って生きてきた人の気持ちになったらあれだけでは立ち直れないと思うのです。
それをこのほのぼのした表現であの短いシーンで感じさせれるのが凄い。
後、防空壕の中で耳と目をつぶって口を開かないと目が飛び出すという事を知ったのが衝撃でした。
観て良かったです。
コメントする