劇場公開日 2016年11月12日

「いい映画でした」この世界の片隅に asaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0いい映画でした

2019年8月31日
PCから投稿

映画見てるな、いい映画見てるなという感じでした。どことなく火垂るの墓を見ているような感覚にもなりました。アニメーション、作画、表現方法、演出、脚本が絶妙でした。時々鉛筆、色鉛筆、絵画のような表現が緩急が聞いていてよかった。

戦争映画というと、いかにグロさを押し出すかというものが多いですが、この映画には美味しそうなご飯がたくさん出てきます。戦争の悲惨さよりも、そこに存在する人間を写している感じがとても良かったですね。

また主人公の絶妙な「ヌケ感」が今の時勢にあって、共感できる人が多かったようにも思います。

キャラ一人一人は今風の書き込みはないですが、あっさり書かれている割に、すごくキャラクターに魅力を感じました。首のかしげ方など、アニメーションがいい味を出しているのだと思いました。最近ではCGなどが多用されているなんかで、やっぱ作画って得も言われぬ魅力があるなと思いました。こりゃ人気出るわ。

一方で、世界的な視点で見ると、フランスなどではモダンな作画が受け入れられるだろうと思いましたが、全世界的に受け入れれる表現であるかといえばそうでもないでしょう。少しガラパゴスな作風ではあるなと思いましたが、個人的には4点。最高にいい映画だと思いました。

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asa89