「まずまず」この世界の片隅に Syuさんの映画レビュー(感想・評価)
まずまず
クリックして本文を読む
戦争が終結する日までの、一般市民の日常を描いた映画。
主人公がのんびりした性格の為、本来悲惨な状況でも、淡々と表現されてます。
描写は細かいですが、匂いまで感じられないという感じでしょうか。
ただ、時々感情が強く描かれてたりするので、訴えるものはあります。
背景の街並みとか、人々のやってることや仕草などがかなり細かく当時の様子を描写しており、丁寧に作ったと言うのが良くわかります。
汽車ってトンネルを通る時は、窓を閉めてたんだなんて、あんまり考えもしなかった。
今の生活からすると、ほとんど想像も出来ない生活だなと改めて思いました。
申し込まれて全く相手のことも知らないのに、嫁いで行ったりとか、家の周りの雑草を集めて夕食を作ったりとか。
最初の内は、まだ戦争の影響がほとんどなくて、のんびりした生活を送ってますが、時間が経つにつれて、だんだんと戦争の影響が色濃くなっていきます。
戦いそのものを描いている映画はたくさんありますが、戦いに行かないこう言う一般の人の描写は、自分の中ではかなり新鮮でした。
ただ、個人的には俳優さんが声を当てている為か、何を言っているのかはっきり分からない場面が良くあり、その辺はかなり残念でした。
声優さんではなく、なぜ俳優さんを使うのか、個人的にはさっぱり理解できません。もちろん上手い方も中にはいますけどね。
コメントする