劇場公開日 2016年11月12日

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「何度も映画館に足を運んだ作品」この世界の片隅に ケバブさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0何度も映画館に足を運んだ作品

2018年11月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

普通に生きていく事が、外的要因によって困難になる。暴力はあらゆる人生を奪い、壊していくことを改めて突き付けられました。本作が上演される前に「野火」を観ていたので、あれとはまた違う戦争を知ることが出来ました。街を歩いていた人たちはどうなったのか。広島にいた人たちはどうなったのか。すずが迷い込んだ遊郭で出会った彼女はどうなったのか。。。。映像に収まりきらない命の消失を想像し哀しくなりました。特に終盤の、行方不明者を探す人たち、親を亡くした子供、子供を亡くした親、嵐のような別れと出会い、あらゆるシーンに思いを馳せました。

そうそう、町山智浩さんの解説を聞いた後に何度も観に行きました。何度観ても新しい発見のある作品でした。

それから、のんさんの声。のんさん以外ありえないです。

また、第40回日本アカデミー賞でも最優秀アニメーション作品賞を受賞時は嬉しかったです。こっちを選んでくれてありがとう。とテレビに向かって感謝しました。

ケバブ