「父、母を思う」この世界の片隅に ベッラさんの映画レビュー(感想・評価)
父、母を思う
主人公の経験に亡くなった両親の姿を重ねつつ鑑賞。
思えば、母は戦争で婚約者を亡くし、後に父と結婚し、今の私がある。
生前、ぼんやりのほほんとした母だったので、そんな辛い経験をしたとは想像できなかった。
すずたちが戦争という特殊な時代の中でも生活している姿は、なんかこう、暮らす、ってこういうことなんだ、生きるってこういうことなんだと、気がつかないことに気がつかされる。
人は生かされていることに気がつかないものだけれど、何かでそれを知った人は暮らしや生きることを丁寧に大事にいたす。
片隅でも片隅てはない。
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