「これこそ世界中に発信すべき」この世界の片隅に おっくん@今年は劇場で50本目指すさんの映画レビュー(感想・評価)
これこそ世界中に発信すべき
3回観ました。
1回目は真っさらな状態で、2回目は1回目の衝撃のままに、3回目は原作を読み、パンフレットにも目を通して万全な状態で。
もうとにかく素晴らしい。悪いところあります?ストーリーが素晴らしいことは言うまでもない。のんの声優も素晴らしい。コトリンゴの歌も素晴らしい。
そもそも原作が伝説級というか、神っとる。あれを実写ではなく、アニメでやったことを何よりも讃えたい。食べる、寝る、着替える。私たちが普段何気なくしていることを丁寧にアニメで描くことで視聴者は感動を覚える。近年では細田守作品によく見られるが、今作はその日常こそが主役。当たり前の行動が細部にまで丁寧に描かれていて、全く地味さは無かった。それをやり遂げただけでもこの作品は褒められるべき。
確かに、遊郭でのストーリーが原作からカットされていて不自然なシーンもないことはなかったが、全く気にはならない。それに、そのシーンを入れると3時間、4時間の映画になってしまう(それも観たいけど)
とにかく観ましょう。映画→原作の順をオススメします。
この世界の片隅に存在する自分を含める一人一人を尊い存在に思うはず。そして、この映画を世界中の人が観れば、永遠に戦争は起こらないはずだと信じています
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