劇場公開日 2016年11月12日

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「エンドロールの最後の最後にメッセージあり!必見です。」この世界の片隅に ☆ら〜ら☆さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0エンドロールの最後の最後にメッセージあり!必見です。

2016年12月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

映画「この世界の片隅に」を劇場で見ました。

私の表現力では表せない感度で心に残るとってもいい映画でした。
多くの方々に見て欲しい、感じて貰いたいと思いました。
ネタバレするので詳しく書けないのがもどかしいです。

ただ言える事は、
エンドロールが流れても会場が明るくなるまで
最後の最後まで絶対にスクリーンを見ていて欲しいです。
そのメッセージを含めて映画が完成されていると思いました。

映画の始まり
すずさん(のんさん)の愛らしい声にグッと心をつかまれて
一瞬で主人公すずさんとのんさんが一体化し、映画の中へ連れて行かれました。

劇中の昔ならではのモダンな感じは、おしゃれでステキだと感じました。
逆に生活の様子は、今のような家電もなく水道もなく、
朝早く水汲みから始まり苦労や工夫をして暮らしていた様子をみると、当時としては当たり前なのに、懸命に生きていたんだと感じました。
今、私は、はたして懸命に生きているだろうか?と、自問自答してしまいました。

後半は、
ぜんぜんお涙頂戴的には作られていないのに、自然と涙が流れて止まりませんでした。
くどいようですが、エンドロールの最後の最後までが見所です。
明るくなるまで、絶対にスクリーンを見ていて下さい!

感動って、心が動くって、こういう事なんだと実感し、
嬉しい感動だけじゃなくて、苦しい感動、切ない感動、この映画で様々な感情を味わいました。
見ている途中から、「それでも生きている」「それでも生きて行く」って事を改めて考えていました。
戦争シーンでは息を飲み胸が痛くなるほど怖くて、心の底から戦争はイヤだとも思いました。

原作も読んでいますが、のんさんの声はすずさんでした。
そして「クセになる声」だと思いました。
もう一度、二度三度と見に行きたいです。

とにかく沢山の方々に見て頂きたい、とても心に残る映画でお勧めです!
最後の最後のメッセージをぜひ劇場でご覧になって下さい。

☆ら〜ら☆