「奪われたもの」この世界の片隅に 曲則全さんの映画レビュー(感想・評価)
奪われたもの
後半部からずっと、隣席で妻が泣いておりました。
鑑賞後、1日たっても、何か胸の内で疼いています。
淡々とした表現でありながら、内包するテーマはずっしりと
響きます。それは命、生活、平和の重さ。
エンドロールで、クラウドファンディングで支援をされた
方々の名前が出てきますが、最後の最後の画像に
少し違和感があり、それが引っかかっていたのですが、
ようやく気づきました。
すずさんから、彼女が失ったものを託されたのです。
そして、我々はそれを奪われてはいけない。
原作者の「夕凪の街」「桜の園」での3部作を望みます。
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