「玉音放送」この世界の片隅に isukeeさんの映画レビュー(感想・評価)
玉音放送
戦況悪化前の日常の営みと、
敗戦へ向かう苛烈な死線、
その変遷を
すずの営みを通じて
深く知ることができた
劇場内の観客は皆、
すずを
暖かく見守る感覚になっていたと思う
すずの行動に、
時に笑いが起きて、涙を誘われて
玉音放送後の
すずの慟哭を観るのは辛すぎた
すずの その後の人生が幸あることを
とにかく願って劇場を後にした次第
外交と安全保障は政府の専権事項、
対米開戦も近衛内閣の選択、
すず(国民)が選んだことではない
それでも、
すずは それを受け入れて日々を営み戦ってきた
国の誤った判断が
生活者を不幸に陥れることは絶対あってはならない
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