「なんだろう、感想が難しい名作。」この世界の片隅に a7aさんの映画レビュー(感想・評価)
なんだろう、感想が難しい名作。
「感動した」とだけではあまりにも薄い感じがする。間違いなく心を動かされる映画だった。自分は所々で薄っすら涙したのだが(あくびした時ぐらいな感じ)笑いもあった。すずさんみたいな人と一緒に居られたら良いだろうなぁというホッコリする気持ちもある反面、悲しくなるエピソードもある。笑顔も悲しみもまだら模様といったところ。超名作トラウマアニメ映画「蛍の墓」ほど辛く悲しくなることもないが、ちょっと言葉に難しい鑑賞後感がある。
本にしろ映像にしろ音楽にしろ、喜び悲しみ辛さ憧れ寂しさ楽しさ怒り諦めなど様々な感情を同時に引き起こさせる作品は間違いなく名作だと思っているのだが、この映画はまさしくその通りだった。
なぜなんだろうか、映画館から家に帰るまでの道すがらの往来の人々を見て、そんなに悲しくもないはずなのに涙が出そうになることが何回もあった。
刺激の多い日常を送っている人や、日々のテンションがモロに仕事に影響する人にはあまりおススメしないかな。結構後を引きますので。
毎日同じことの繰り返しで生活に刺激が少ないなぁと思ってる人、おススメです。
エモーショナルとしか言いようがない。感想が難しい。
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