劇場公開日 2016年11月23日

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「綺麗なCGに驚き奇妙な動物園を見た。」ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 コバヤシマル2さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0綺麗なCGに驚き奇妙な動物園を見た。

2023年10月24日
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内容はハリーポッターシリーズの時代背景的に昔の話。時は1926年アメリカに魔法動物学者が降り立つ。奇妙な魔法の鞄の中に大量の魔法動物が生息している。その中の一匹を放牧しようとアメリカに来たのだが、都市部で起こる怪異な事件に巻き込まれる。果たして都市を荒らす怪異を解決し故郷欧州に帰れるのだろうか。
印象的な台詞は『オブリビエイト!』ハリーポッターシリーズの魔法で🪄好きな魔法の一つです。この魔法がノーマジ(人間界)での秘密保持に大活躍。使われ方も様々で最後まで登場するハリーポッターの世界観良かったです。
印象的な場面は、時代背景の暗さ。禁酒法真っ只中のギャングはびこる1926年に焦点を立てたところが楽しかったです。タイタニック沈没から14年リンドバーグやベイブルースの活躍したアメリカで1番良かったと言われる明るくも暗い時代背景は自分の好みでした。
印象的な状態は、物語が古い時代に遡ったが映像技術の進化で何が言いたいのか本筋が分かりにくくなった所。この映画の為に書き下ろしただけあり詰め込みは感じませんでしたが、魔法と人間の関係性がぼやけて見える為、最期は感動が薄かった様に感じました。終わり方も淡白で憎悪の単純さが描かれず残念です。どうみてもジョニーディップふんする悪者ぽく見える人が1番まともな事言っているのに拘束されてめでたしとなる所がこれで良いの?と後味の悪さ感じました。
なので映画を見終わった後、悪役も善人も主人公さえキャクターが全員弱く名前覚えて無いのは驚きです。ハリーポッターはすぐに覚えれたのに思わず主人公は?って聞かれると『ビースト!』って言いそうになってしまいます。
ちなみに日本語訳の副題and where to find them は『何処で見つけた?!』で言葉の選び方難しい。最後に出てくる本の名前『幻の動物とその生息地』だとお堅い様な気もします。
そして映画の後からハリーポッター年表を見て驚きました。ニュート・スキャマンダー誕生1897〜詳しく書かれている事です。初めから視野に入れていたんです。この原作者J・K・ローリングを模したような人見知りのアンニュイな主人公は不思議な感じがし非常に面白い。

コバヤシマル2