「キャストが素晴らしい」ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 マトリョーシカさんの映画レビュー(感想・評価)
キャストが素晴らしい
演技と容姿に定評があるエディ・レッドメイン
細く綺麗な容姿が女性受けしそうだと思った。
彼の演技をちゃんと見たのは初めてでしたが、誰かの別れでのシーンで目を合わせないようにするという演技を一貫していてよかった。キャラの特徴づけや動物を誘う演技はお見事でした。
女性キャストは1920年代アメリカを舞台ということでファッションもモダンガールで見てるだけで華やかで美しかった。
アリソン・スドルは見た目もブロンドでピンク一見ビッチのようにも見えますが、その可愛らしい声と純粋な心の持ち主というギャップに全員が惚れますね。
エズラ・ミラのラストの演技は心にくるものがありました。報われないクリーデンスの心情をとても深く捉えてその孤独さが安っぽくならかったのは彼の演技のたまものだと思いました。
キャストはレッドメインは英国出身それ以外のキャストは米国出身というのは本作とそのままで現実でも忠実で夢がありますね。素敵です。
個人的には1920年代アメリカは禁酒法の実施、WWI後で飛行機もない時代、移民は船での渡航が基本でそこが歴史に忠実で面白かった。
そしてノーマジと結婚できないなどヨーロッパよりも遅れているとニュートが言ったところが気になりました。実際の歴史的に見ても欧州からはそう見えるのかもしれません。
クイニー・ゴールドスタインが純粋な心でノーマジであるコワルスキーを好きになり、その問題を克服しておりよかった。
ハリポタの知識が不足しているので内容的な繋がりの観点からは詳しく述べられませんが、ストーリーはハリーポッターと共通するところも多く、ハリポタファンにはたまらないと思います。
美しいビーストたちや、魔法での戦いのシーン、オブスキュラスはクリーデンスの心情を表した悲鳴のような音と映像でとても美しかった。
ハリーポッターの世界はまだまだ広がり奥深くなりそうですね。楽しみですが理解が追いつくか心配です。