劇場公開日 2016年9月17日

  • 予告編を見る

「函館3部作の3本目 山下敦弘監督らしさが佐藤泰志と融合する面白さ」オーバー・フェンス 大塚史貴さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5函館3部作の3本目 山下敦弘監督らしさが佐藤泰志と融合する面白さ

2022年3月30日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会、映画館

「海炭市叙景」は熊切和嘉監督、「そこのみにて光輝く」は呉美保監督、そして「オーバー・フェンス」は山下敦弘監督と大阪芸大出身の映像作家が3人続く面白さとともに、それぞれの個性が佐藤泰志という夭折の作家が放つ個性と対話を重ねたかのような融合を見せており、実に興味深い。オダギリジョー、松田翔太、蒼井優という日本映画界きっての実力派が佐藤の故郷である北海道・函館で撮影に臨んだというのも意義深い。

コメントする
大塚史貴