「百聞は一見に如かず。実践あるのみ、かも。」最高の花婿 だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
百聞は一見に如かず。実践あるのみ、かも。
話の筋はありふれている、というか、予定調和な感じで、目新しくはない。
でも、すったもんだがあったけど皆幸せっていうオチが欲しくて見る類のお話なので
それでいいんです。
政治的正しさから見て、きわどいネタが面白く、何も考えずに
馬鹿笑いして楽しかった!で、大丈夫なんだと思います。
もちろん現実と自分の言動・バイアスを見つめなおす機会にすることもできます。
国際結婚に反対していた両家のパパたちが、ぎゃんぎゃん本音を言いまくっていたら
何でか仲良くなってしまい、しかしながらパパたちが反対していたから娘・息子は
気を病んでいて、パパたちがのんきに泥酔している間に結婚をキャンセル?さてパパたち
どうする?みたいな話です。
フランスの今を現す題材なんでしょうね。
移民との共生、異人種間の婚姻(異人種という言葉はあまり使いたくないけれど)。
お父さん・お母さんがフランス人と結婚して欲しい、という気持ちは、
分からなくもないけれど、狭量です、21世紀の今ならば。
でも、私自身にもある部分なので、人のふりみて我ふり直せじゃないですが、
内なる偏見を実感しました。
知らないものは怖い、だから遠ざける。自分の知っている範囲を守る。
自然な自衛本能だと思いますが、それで誰かを傷つけたくはないです。
もちろん、相手の無知で無礼な扱いをされるのもごめんです。
・・・もやもやする必要はないのですが、必要以上にもやもやしてしまい、
なんだか非常に筆が進まない・・・。
いや、単純に楽しめばいいし、実生活ではびびんな!くらいでいいはずなんですが、
どうも理屈をもとめてしまいます。
三女が、精神的に不安定で、おそろしげな絵ばかり書いているっていうのが、
面白かったです。とても美人4姉妹でした。名前忘れましたけど、4女のお相手の
役者の彼がかっこよかったです。