エール!のレビュー・感想・評価
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【”耳が聞こえないのは、個性だ!”この素晴らしき作品があり、「Coda あいのうた」が生まれた。映画の正のサイクルを再認識した作品である。】
ー 映画って、優れた作品ほどリメイク作品が生まれるよね。私は、オリジナル作品と、リメイク作品を比較する積りは毛頭ない。
それよりも、国境を跨いだリメイク作品が、脚光を浴びる事は素晴らしいと思うんだよね。ー
■フランスの田舎町で酪農を営むベリエ家は、高校生のポーラ以外、両親も弟も耳が聴こえないが、明るい家庭を築いていた。そんななか、ポーラは音楽教師に歌の才能を見出され、パリ行きを勧められて胸を躍らせるが、彼女なしでは生活できない家族に反対され…。
ー ほぼ、「Coda あいのうた」と同じ設定である。
違いはベリエ一家の稼業が酪農を営んでいる事と、兄弟設定が少し違っている事であろう。
あとは、ポーラとデュエットするガブリエルとの関係性かな・・。-
・仲良し一家のやりとりに笑い、互いを想う絆は沁みる。
我ながら、ほぼ同じ設定の映画で、ほぼ同じシーンで涙している。
パブロフの犬のようであるが、それはオリジナル&リメイクの脚本及び演者の力であろう。
10cc程、涙が出たよ‥。(男だったら、分かるよね・・。スイマセン・・。)
・「Coda あいのうた」と今作の評点が、少しだけ違うのは、映画館と配信で観た事と、私がフランス語に精通していないため、ミシェル・サルドゥの”愛の叫び”が「Coda あいのうた」で歌われた、ジョニ・ミッチェルの”青春の光と影”の歌詞のように琴線に響かなった事である。
ー つまり、私の責任です。-
<映画って、素敵な作品がキチンとアレンジメントされ、昇華されていくサイクルが素晴しいなあ、と思った作品である。
オリジナル版には、当然良さがあり、リメイク版にはリメイクならではの素晴らしさがあると思うのである。
最近観た「ゴールデンスランバー」や、少し前になるが「SUNNY 強い気持ち・強い愛」なども、オリジナルとリメイクを見比べると面白いモノだなあ・・、と思うのであります。
繰り返しますが、この素晴らしき作品が有って、「Coda あいのうた」が生まれたという事実は、素晴らしき映画の正のサイクルだと思います。>
純粋にシャンソンとして歌えば良いのに
タイトルなし(ネタバレ)
・最後の歌に向けた壮大なフリ。両親に向けた旅立ちの歌詞が泣けてくる。
・発表のときに音声がなくなり、聴覚障害者として舞台を見るシーンが◎
・家族愛の素晴らしさ
夢、勇気、家族愛、恋、友情、師弟愛
子供からの家族への思いやり
子供からの家族への思いやり、長女としての使命。
私もいつも感じています。
親にわかってもらいたい自分のやりたいことは、裏切り行為ではない。
そんなことは思っても、重苦しさはなく、見られるのは自分自身は思慮の浅い人間だからでしょうか。
毒親
家族愛っていいね
素晴らしい
全く期待してなかったため、高得点に…
本当に素晴らしい映画でした。
特に終盤の手話付きオーディションシーンは
涙が溢れてしまった。
父親、母と多感な兄弟に友人
聾唖という問題を決して特別視せず
家族の一部として描く姿にも感動しました。
観てよかった。本当に良かった!!!
私的には、家族あるある
母が…成長と共に視覚障害を患っていった私にとって、この映画は家族あるあるなシーンを沢山含んでいた。
冒頭の方に出てくる、学校へのお迎えのシーンで、悪意もなく、非常識なわけでもないけど、ハンディによって他の大人と違うことをしてしまう自分の親を恥じる気持ち。そして、そんな自分を何より恥じてしまう気持ち…
言いたいことがあっても、親のハンディに踏み込んでしまう発言だったり、他の子の親ならああしてくれるのに、こうしてくれるのにという、思わず出てしまう気持ちと、それを抑える愛と理性で、口を閉ざしてしまうところ。
私にとっては、思春期の頃の、抱えきれない不安とか、支えたい気持ちとか、苦しみを見ているようだった。
それ故に、ラストのオーディションで、誰の前でも物怖じしないという強い気持ちで堂々と手話と共に歌う彼女に魅せられ、心から感動しました。
もっともっと、メジャーになって欲しい作品です。
こういうのをテレビでやってくれたら良いのにな。
地味だけどなかなか
気持ちいい明るい涙
無関心•••4•好/並••3••凄
無••••5涙/無1••••固ゆで
無•2•••社会派/大衆1••••狂信
よかった/勧める
俺の満足度 80点
作品賞ノミネート可能性 80%
よかった。
最後に尽きる。大泣き。気持ちいい明るい涙。こういう瞬間のために映画を観ている。
このエンディングは、そこまでの明るさがあってこそ。障害でなく個性だ、と心から思っている父親によって、どれだけ周囲が幸せであることか。障害者へのエールであることはもちろんだが、これは健常者にもエールだ。教育的という言葉の対極にいて、それでいて遥かなる高みへの啓蒙。監督に敬意。
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2022/7/29追記
「コーダ」と「エール!」 どちらも聾唖者と音楽。
娘が歌うことの道を進むと自分達は不便になる。歌うことの素晴らしさは、聴こえないので全く知ることはできない。体感できない。つまり自分たちには、娘がその道を選ぶことを肯定する要素は一つもない。
だけれど、娘がやりたい道を進むことを(納得し)祝福する。これって、けっこうすごいな。愛ってこんな感じなんだな、と思いました。
俺が「コーダ」に若干冷たいのは、「組合を立ち上げて直接売る。聾唖者の自分たちでやる」という取組みがいかに大変か、主人公なしでそれを続けられるか真剣に悩んでるという両親の不安をさっきまで描いていたのに、決断の後は、エンディングで「でも大丈夫でした」的な映像が流れるだけって、さすがにご都合主義過ぎないかなあ、と感じたためです。
「エール」より「コーダ」では、両親と兄の取組みが大規模化したので、違和感もだいぶ大きくなっちゃったんですね。映画の主題にはコンサート、オーディションの演出含めとても感動しています。あくまで個人の感想です。
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