「描写は怖いけど、家族でも安心して観られる。大切な気持ちを教えてくれる文学作品。」GAMBA ガンバと仲間たち 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
描写は怖いけど、家族でも安心して観られる。大切な気持ちを教えてくれる文学作品。
【賛否両論チェック】
賛:仲間のために一生懸命になる姿や、絶対に諦めない気持ち等、大切なことを沢山教えてくれるので、情操教育には非常にイイ。子供向けに、グロシーンもほとんどないように作られているので、家族でも安心して観られる。
否:ノロイのシーン等、小さい子にはかなり怖い場面が多いので、苦手な子には向かない。CGによる映画化でもあるので、昔のアニメのイメージとは大きく異なるため、好みは分かれそう。
ビジュアルこそ昔のアニメーションとは全然違うので、面食らったり敬遠してしまう向きもあるかもしれません。それでも、その精神は物語の中に脈々と受け継がれています。どんなに無理だと言われても、仲間を見捨てずに危険へと飛び込んでいくガンバ達の姿や、どんなに絶体絶命のピンチでも、最後の最後まで諦めずに戦い抜こうとする姿勢に、そんなガンバ精神がしっかりと表れています。大人でも感動出来るストーリーなので、当然お子様の情操教育にはとってもイイと思います(笑)。
イタチと戦うネズミ達が主人公なので、当然戦って傷つくシーンが多く登場しますが、極力グロく見えないように作ってくれているので、その辺の心配も無用です。ただ(これは昔のアニメーションでも同様ですが)、ノロイのシーンなんかはかなり怖めに作られていますので、本当に怖がりなお子様には、向かないかも知れません。
大人から子供まで、少年心を強くくすぐる懐かしの作品ですので、是非ご家族そろってご覧になってみて下さい。
コメントする