戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-02 暗黒奇譚!蛇女の怪のレビュー・感想・評価
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「コワすぎ!」ならではのイビツだけど真摯な恋愛もの
一見してキモいコミュ障のオッサンが、ワケあり美人に恋をした! 普通ならキモいで片付けられそうな想いを全力で応援するのがいかにも「コワすぎ!」らしい。対する相手は理屈はよくわからないが蛇女の一族で、宇宙からやってきた人外の生きものらしい。
細かいところはわからないが、とにかく理屈ではありえない相手に恋をして、その想いを貫こうとして、おっそろしい代償を求められ、まさかのハシゴ外しのギャグが挟み込まれるまでが「コワすぎ!」流の恋愛描写で、とにかく「正しい」なんて概念が一切通用せず、まるで「恋愛とは当事者間でだけ通用する狂気である!」と宣言しているかのようで、恋愛ものとして圧倒的な説得力がある。
そもそも、世間から目を向けられないもの、目を背けられるものへの共感に似た視点は白石監督作の多くから感じられ、それが最もロマンチックな形で現れているのがこの作品のように感じられるのだ。
ちなみに蛇女役の桑名里瑛は「コワすぎ!」FILE-4のトイレの花子さんと、最新作の『戦慄怪奇ワールド コワすぎ!』にも出演していて、白石監督によると、どこかで繋がっている役柄だという。それを踏まえてその三作を観ると、ひとつの魂の転生として解釈できる気がするので、三本立てにしてみるのも楽しいんじゃないだろうか。
感想メモ
愛の物語でした
最初の投稿映像が30分くらいあって不安になる
道路をうねうね滑っていくお母さん、車バンバン
おれは恋をしているんですよ!だからどうにも馬鹿なんですよ!櫻井さんの男気かっこいいね
ホラーではなくヒューマンドラマ
目的なく日々を過ごす櫻井は山中で出会ったつぐ巳に恋をし…。
超シリーズ2作目。櫻井の行動がストーカーそのものであり序盤は不快感が強い。工藤にバットでしばかれた櫻井が愛を知るヒューマンドラマであり、ホラー的な部分はおまけです。
ヘビ少女とおじさんの淡い恋
冒頭いきなり投稿映像がいきなり始まってテロップなしでひとりの中年の男性サクライが森に出会った少女つぐ巳をつけ回す映像が30分も続くので不安になる。つぐ巳は前シリーズファイル4のナナ。シャーと鳴くお母さん、窓の下からふわーっと浮き上がるつぐ巳、食事はミミズ、母が車バンバン、匂袋がまた効いた。新アイテムコックリつきバット、恋愛指南パンチ。市川の兄のコンビニ預言者。SF色は抑えて、奇怪ドラマが全面に出てきた。つぐ巳の家から森への謎ワープ。最後はサクライが目を潰す忠義を果たしてつぐ巳らと共にあっちの世界に消えた。
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