「前半と後半の印象 (祝!!初レビュー!!笑)」orange オレンジ すーさんの映画レビュー(感想・評価)
前半と後半の印象 (祝!!初レビュー!!笑)
帰省中平日11時40分。公開されてから少したっての鑑賞。
ステージに対して2割弱の埋まり具合。客層はやはり20代前半のカップルが多かったが1人の方や年配の方も少数ではあるが確認できた。
最初は土屋太凰の発音(??)が全く受け付けないのとthe恋愛映画って感じが、見てるこちらがむず痒くなっていたのだが、後半になればなるほど友情のほうが主に描かれていて爽やかな風が吹いているような感覚。
設定としては、友情+恋愛+未来からの手紙で10年後の自分が後悔している事を16才の自分に託すものであり良いと思う。
主人公の自殺を防ぐ為に最終的に仲間皆で動いていくという青春映画には今までないダークな部分がある。
原作を見たことがないが、映画では10年後の世界に影響しているかどうかまでは描かれていない。
パラレルワールドの仲間を助けたいと思っての手紙だったのかそれとも現実の世界を変えたくて書いたのかが謎な部分。
後悔のないよう、悔いが残らぬように今を生きる。
実際ではなかなか難しい事だが、自分の人生の全てを捧げたくなるような人がこの世からいなくなる… それを事前に知ってしまっているのなら行動せざる得ない状態なのだろう。
映画が終盤になればなるほどほとんどのお客さんがすすり泣く。。
自分にも言い聞かせたい。
『今の自分を変えたい、世界を変えたいのなら今まで自分がしていた習慣とか行動を少しずつでも変えていくこと。
とにかく行動に移す事が大切。』
仲間とは本当に大切なものだ。自分にはない青春の形がそこにあって一生懸命な登場人物1人1人に嫉妬した。
ただの恋愛青春映画ではなかった。
太凰さん演じる菜穂の純粋さ(恋愛面)も含めて様々な事を考えさせてくれる良い映画であった事は間違いない。