「友を想う」orange オレンジ ガブさんの映画レビュー(感想・評価)
友を想う
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普通の青春物語なら観ていないところですが、未来から手紙が届くとあってはタイム・パラドックス好きな私としては観ないわけにはいかない。
元はコミックなんですね、漫画は読んだ事ありません。
仲のいい男女、皆が後悔の念を抱いている事、大切な友人が亡くなっている事、その友の為に行動を起こそうとしている事。
物語は全然違いますが「あの花」っぽさをどことなく感じました。
複雑な時間改変が好きなので期待してた物語とは違っていましたが、仲間想いな物語に心打たれました。
特に須和が良い奴過ぎて素敵だったかな。
個人的に、しっくりこなかったのは、この物語で要の手紙のやり取りに関して。
未来をわかってるという以外はリアリティのある話なので、ファンタジーだった事に少し違和感を感じました。
SFであれば、その物語の中では理屈が立っているので受け止めやすいのですが、ファンタジーになると理屈が立たないので急になんでもありになってしまいます。
授業も、どちらかと言えばSF的な解説が入っていたので、まさかファンタジーが待っているとは思ってませんでした。
でも、さすがに10年先の未来からでは科学の力で…というのも無理がありますから、奇跡が起きたって事なんでしょう。
映画を観た限りでは、全く分かりませんでしたが、なんで「orange」だったんだろう?
コミックを読んでる人ならわかるのかな?
そんな突っ込みどころもあったり、少し演技が拙いところとか、くさい演出だなぁ思うところもありましたが、仲間想いの物語で友情がたくさん詰まっててお話としては好きでした。
たくさん泣いたし最後まで目の離せない展開で総評としては良かったです。
後悔した事を取り戻せるといいですね。
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