「微妙」orange オレンジ ぽさんの映画レビュー(感想・評価)
微妙
何とも言えないこの感じ…。良くも悪くも。
長い。
手紙を土の中に埋めて祈っただけで、10年前の自分の鞄の中に? とか、
未来からの手紙にもっと具体的な指示があれば、それもそれも防げましたよね。 とか、
納得できない箇所もチラホラ…というか大部分。
こういう映画に出てくる、主人公の恋の相手の男の子って、大体お母さん死んでますよね。友情に熱いぜ!友情最高!友達のためなら何でも出来る!ってあの感じとか、俺のせいで母さんが…とか、お祭りでの翔の回想シーンとか、溢れ出るアオハライド感。原作の少女漫画がワンパターンだから映画にどうこう言っても仕方ないかもしれませんが。
リレー立候補の場面は気持ちが冷めました。少女漫画独特のあのくっさい感じは苦手です。
役者さん。
土屋たおちゃん?の「翔!」がずっと同じトーンですっごい耳に残ってます。聞くたび真顔になる。これ、アオハライドの本田翼にも全く同じこと思いました。
でも、可愛い。好感がもてる女優さん。
山崎賢人さん。髪の毛切れよ!って何回も思いました。泣き顔とか、崩れすぎてて心配になりました。でもまだまだ制服は大丈夫ですね!
あとの3、4人は全く知らない人だったけど、まあまあ。ポニーテールしてる子の表情とか動きとかが終始高校生っぽかったです。
個人的に真野恵令奈ちゃんの安っぽい感じがツボでした。ほんとにあんな性格してそう〜。
批評ばかり書いてしまったけど、思わず笑顔になるような素敵な台詞や場面もありました。忘れたけど。何だっけ。
キュンキュンする場面もたくさんありました!たくさんありすぎて、中盤からてっきり付き合っていると思ったのに、どうやらそうじゃなかったみたい。付き合ってないのにキスしたりハグしたり…。「幸せになろう」って何じゃそりゃ。
最終的には須和くんがかわいそうな気がするけど、パラレルワールドでは菜穂と結婚してたし、まあ良いか。いや、良くないか?うーん。
夕日を眺める場面で終わるのは、アオハライドを彷彿とさせました。アオハライドすごく嫌いだから、ほんとに冷めました…。
色んな人にオススメされまくったし、周りで悪評する人がいなかったので期待して見に行って、まあ確かに悪くはなかったけども、なんだかなぁという感じ。劇場には泣いてる人もいっぱいいました。
こういう映画が好きな人なら良いんじゃないでしょうか。個人的には、金曜ロードショーで十分、って感じでした。