「さすがの重厚感あふれる作品」ブリッジ・オブ・スパイ エンドルフィンさんの映画レビュー(感想・評価)
さすがの重厚感あふれる作品
映画『ブリッジ・オブ・スパイ』を見てきました。スピルバーグ監督そしてトム・ハンクス主演の映画だけあって、さすがに分厚い作品に仕上がっています。
東西冷戦の最中、スパイ交換を交渉する物語なのですが、当時のアメリカ社会のの雰囲気や東独の状況などがわかってなかなか面白い映画です。
トム・ハンクスが演じるジェームズ・ドノバンは、たまたまベルリンの壁が作られるときに東独側にいた米国の学生も一緒に交換しようと最後まで粘り強く交渉します。そこに、ソ連のスパイであるアベルとドノバンとの信頼関係が描かれる。
ただ結局交換されて母国に戻ったスパイたちも、それ以降の生活は消して安穏ではなかったことを暗示させる結末になっています。ただ、いわゆる面白さと無縁です。
コメントする