劇場公開日 2016年1月8日

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「冷戦時の緊迫感を目の当たりにして」ブリッジ・オブ・スパイ しげぴいさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5冷戦時の緊迫感を目の当たりにして

2016年1月10日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

難しい

おいらの学生時代
世界は冷戦システムの真っ只中でした。
東側の国々には
漠然と暗くて不気味な
得体の知れない恐怖がありました。
ただ、日本という
戦争放棄のシェルターに生まれたお陰で
あくまで遠目の花見でしたが…

ベルリンの壁の緊迫感が半端ないです
まさにこれは戦場です
こんな時代のアメリカで
ソ連の諜報員の弁護を引き受け
職務を全うしようとするドノヴァンの心意気に
ひたすら頭が下がる思いです。

マーク・ライランスの
愛国心だの不安だの悲哀だのが
ない交ぜになったような演技に
目を奪われてしまいました。
おいら的には助演男優賞は
ポール・ダノ<スタローン<ライランス
…な気がしますが如何か?

人質の行く末までにも心を砕くドノヴァンに
暖かい感動を覚えるのでした…

しげぴい