「期待通り」ブリッジ・オブ・スパイ kita-kituneさんの映画レビュー(感想・評価)
期待通り
年末から年始にかけて今ひとつだったが、やっと真打登場か。
偵察機U2撃墜事件の事の顛末が垣間見られてよかった。
捕虜になったら死ねとは、日本に劣らぬ冷酷ぶり。
勝てば官軍負ければ賊軍で、やっていることに大差はない。
米国人の被害妄想ぷりは・・・今も変わらず?
冷戦は緊張の走る暗黒時代とも言えるが、たがの外れた今のほうが危ない時代かも。
米国側のほうが人情的に見えるが、非常時のスパイ交換のためのコマとして見ている点で、狡猾で感心する。
この手の映画は受けないのか、レイトショーとは言え、ガラガラだったなぁ・・・
古き良き時代のアメリカ風景、荒々しい鋳造砲塔のソ連戦車がビジュアル的に萌える。
スパイじゃないスパイ系映画、映画としては千畝より見せ方が上手いのは確か。そもそも嫁さんのたたずまいに実在感がこの映画にはある。
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