「ふたつの父親の物語」アントマン うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)
ふたつの父親の物語
総合評価で五つ星。音楽や、映像など、必ずしも最高とは思わなかったものの、配役とストーリーで七つ星ぐらいあげたいから
それほど、ポール・ラッドのハマリ役でした。彼は脚本にも携わっているとか。道理で笑えるセリフが散りばめられているはず。
劇場はほぼ満員でした。
この映画がヒットすれば、当然彼が続投するわけで、ハードなアクションと笑いが見事に両立するキャラクターは今後のマーベルの新ヒーローに定着していきそう。
マーベル作品では、キャラクターと主演の俳優のケミストリーが、一番大切にされるファクターでしょう。
コミックを映画化するのです。当然といえばそれまでですが、これまでとはやや異色のキャスティングで成功した作品。
いや、ポール以外での「アントマン」の成功はもはや考えられません。
そうなると、彼の、肩の力の抜けたコメディ作品がもう見られなくなるのではないかという、余計な心配までしてしまいます。
それでも気に入らない点がひとつ。
マーベル・シネマティック・ユニバースにムリくりにはめ込もうとして、アベンジャーズとの絡みを作り出していましたが、正直、「苦しいな…」と思いました。
ははぁ。
次は「キャプテン・アメリカ シビル・ウォー」が来るのね。
ということは、「アントマンII」が制作されるのではなく、「キャプテンーー」との絡みで、その後のアントマンの活躍が描かれることになるのか。
いや、きちんと続編を制作して欲しいものです。
とにかく!!マーベル作品のファンなら、文句なしに楽しめる出来栄えでした。
余談ですが、今回はスタン・リーのカメオ出演を探すのに苦労するかも。
最後まで、気を抜かないように。
=アントマンは帰ってくる=
2015.9.23