「極小世界を大迫力に描く!カメラワークが巧妙!!」アントマン YuuuuuTAさんの映画レビュー(感想・評価)
極小世界を大迫力に描く!カメラワークが巧妙!!
MCUシリーズの12作目となる「アントマン」。
服役を終えた主人公スコット・ラングは
職が見つからずかつての仲間たちと再び盗みを始めてしまう。
ターゲットにしたのはとある豪邸。
鮮やかな手口で侵入するも金目のものは無し。
あるのは不可解なヘルメットとスーツだけ。
戦利品代わりに持ち帰り試着する。
手元のボタンを押すと1.5cmの極小サイズに!
金庫にあったのはアントマンのスーツだったのだ。
実はこの侵入は、豪邸の主にして
スーツを作った張本人である、
元S.H.I.E.L.D.に所属していた
天才科学者ハンク・ピム博士の巧妙な罠だった。
ピム博士は極小技術の悪用を阻止するため
その理論を誰にも話さなかった。
しかし弟子であるダレン・クロスがその技術を解きあかし
「イエロージャケット」を開発する。
さらにこの技術をヒドラに売ろうとしていたのだ。
阻止するには、ダレンの研究施設に侵入し
イエロージャケットと研究データを破壊するしかない。
そのためわざと屋敷を空け、潜入に長けた人間を探していたのだ。
大抜擢されたラングはダレンの悪事を食い止められるのか。
というお話。
アントマンとイエロージャケットの身長は約1.5cm。
戦っている二人にとっては壮大に映るものも
通常サイズの人間から見たら蟻んこ同士が
ぶつかり合っているように見える。
スケールの大小を編集でコミカルに表現しているのが面白かった。
それからアントマンが蟻の背中に乗り飛び回る姿は
アイアンマンを彷彿とさせた。
迫力満点に感じさせるカメラワークの上手さが
この映画の魅力の1つだと思う。
一見地味に見えて意外と迫力あるシーンが多いこの映画。
個人的に好きなシーンは、アントマンが排水管の激流を
ヒアリたちの背中に乗って下っていくシーン。
ジェットコースターのような激流を下る際に
アントマンが落ちないように
ヒアリたちがさりげなく背中を支えているシーンが可愛かった。