「かなり良い(^o^)」ちはやふる 上の句 マツマルさんの映画レビュー(感想・評価)
かなり良い(^o^)
作品自体は以前から知っていたが、原作もアニメ版も未見で予備知識は殆どなかったけど、主演の広瀬すずさんの風に吹かれた様な躍動感を感じる劇場ポスターに興味を惹かれて鑑賞。
とても面白いです。
主役の千早を中心に置いての進め方は勿論だが、他のメンバーの光の当て方も割りときちんとしていて、数合わせ的な感じがしないのが良い。肉まん君が良い味出してる♪ 単なるムードメーカーでないのが良いね。
机君も秀才ではあるが、競技かるた部では他の人よりも力が劣る事で劣等感を感じる10代の多感な葛藤を描いている。千早・太一・新と言った主要メンバー以外でこういったシーンが描かれているのが驚いた。時間尺が限られている中でこのシーンを取り入れた事で作品自体の完成度が高いと感じました。
難を言えば、肉まん君や机君に比べて、同じメンバーのかなちゃんの当て方が薄いのと、新の当て方が太一と比べても若干薄いかな?と感じるけど、下の句で活躍を期待したい。
その他の出演者も良いが、なんと言っても主演の広瀬すずさんが良すぎ♪ 千早をコミカルに演じながらも熱く切なくひたむきな千早を演じてます。劇場ポスターでは大学生的な美少女なイメージに見えますが、作中では等身大の高校生を表現されてます。それがまた良い♪
競技かるた自体は殆ど知らなかったけど、なんとも伝統がありながらも躍動系な感じで興味津々。競技かるたの聖地が自分の出身地の京都の隣の滋賀県と言うのも初めて知りました。
周りで原作やアニメ版を見ている人達の感想は「話をはしょり過ぎ」と原作やアニメ版贔屓の視点で感想がチョイと辛口な意見もありますが、予備知識無しで観る分にはモーマンタイ(問題無し)です。
現時点で観た2016年の邦画作品の中では屈指の面白さです♪
このまま、原作もアニメ版も未見のままで下の句を鑑賞してから、原作とアニメ版を見たいと思います。
下の句も大いに期待してます♪