「かなり残念」ちはやふる 上の句 nick343さんの映画レビュー(感想・評価)
かなり残念
前半、カルタの魅力の表現が、突然になる大きな音、というのは残念。
映画の表現として残念です。
また競技カルタのテクニカルな奥深さを
前半のうちにもっと表現してよかったはず。
続編があるからと出し惜しみですか?
最初のほうで、一試合やるとよかった。
「あなたと試合して、わたしが全部とったら、入部して!」
こんなのでもよかったとおもう。
そこで、試合形式で、競技カルタの楽しさを、
いくつか説明してほしかった。
それであってこそ、最後の試合ももりあがるというもの。
この映画では、入部希望者を前にして、大きな音をたてて、
カルタをとる、そういう表現のみ。残念でしかたがない。
音の大きさで勝負するというのは、小学生レベル。
また、こまったことにこの映画、
音声とか、サウンドエンジニエリングは、すごく残念。
正直、音がきたない。
主人公役が、あまりしゃべれない、というのはよくあること。
( この映画で主人公があまりしゃべれないのは、
主人公をまだ細やかな感情表現をともなわない、
未熟な人と設定し、感情が伴うイベントを脇にまかすことで、
あまりきにならなくなっています。ものたりないですが )
でも、音声、背景音楽ともに
ここまで音がきたない、というのは、めずらしいです。
映画、と呼べる水準に達していないと思いました。
突然に大きな音をならす下品な表現、
きたならしい音像がきにならないひとなら、
みていいとおもいますが、
それがいやな人は、みないほうがいいと思います。
逆にいやでなければ、このての映画は、人好き好きですから、
みにいっていいと思います。
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