殺し屋チャーリーと6人の悪党のレビュー・感想・評価
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気楽に程好く楽しめるクライムムービー
クライムサスペンスと言うにはいまいち緊張感が無かったですし、クライムコメディと言うにはそこまで笑えるシーンも無かったので、どこか中途半端な印象は拭えませんでしたが、思いのほかしっかりと練られた脚本だったので、退屈することなく最後までそれなりには楽しめるクライムムービーではあったかと思いました。
良く言えばタランティーノ風味+コーエン兄弟風味の作品とでも言いましょうか、ってそこまで高レベルな話でもなかったですが、主要人物7人をいろいろな視点から描きつつも、意外と入り込み易いストーリー設定だったので、とりあえず取っ付き易さはあった作品だったかなと。
サクッと手軽にクライムムービーを見たい時にはちょうどいい映画かもしれませんね。
ただ、サイモン・ペッグ主演映画ですから、殺し屋チャーリーは基本カッコ良くは無かったです(笑)
本人はカッコ良くキメてるつもりでも、どこか抜けていると言うか・・・。
仕事完璧プライド高い殺し屋なのに、銃の扱いは意外と下手で一発では仕留めきれないところなんかは、サイモン・ペッグらしい笑いどころでしたね。
まあこんなキャラ設定にするならば、個人的にはもっと作品自体をコメディに寄せても良かった気はしましたが・・・。
しかし謳い文句で「この中で生き残るのは○人です」とネタバレしちゃっているのは良かったのか悪かったのか。
でも最後は一瞬、あれ?一人多いようなと思わせといてのオチが付いている辺りは、ニクイ演出でしたね。
そもそもオープニングでしっかり語っていたのなんてすっかり忘れていましたし。
誰が生き残るかは、6人の悪党の中で実際は悪党ではない人(善人でもないけど)を探せばすぐ分かる設定になっていましたが、一人はすぐ分かりましたが、鈍い私はもう一人は何となくしか分からなかったので、何だかんだで楽しめたクチではありました。
それと女優2人が地味に好きな女優だった点も好ポイント。
ガッツリ活躍するアリシー・ブラガ(脱いでます)とテリーサ・パーマーを見たい方は必見です。
男優陣は馴染みのないメンバーの方が多かったですが、ヘムズワースの名前にオヤッと思ったら、あの兄弟の長男だったそうで、何となくお得感。
まあ物凄く面白いと言う映画ではなかったですが、程好くは楽しめました。
サイモンペッグ
舞台がどこなのかよく分からず。驚くほどつまらない。この脚本にお金を出すプロデューサーの気が知れない。わざわざ買い付けてくるアルバトロスも気が知れない。それがアルバトロスの魅力なのだけれど、エッジ感の薄いこんな映画より、死の王を復刻して欲しい。ヘンネロッター?ヘロンネッターとか。
サイモン・ペッグびいきな私には満足な作品
大好きなサイモン・ペッグの新作が出てたのでレンタル鑑賞(^ ^)
序盤から始まるストーリーに初めは『???』ってなりましたが話しが進むにつれてエピソードが追加されてストーリーの全貌が見えてくる展開。例えて言うなら『パルプフィクション』みたいな感じのストーリー構成に近いですね。
クライムコメディというだけあって、勘違いや早とちりからくるブラックユーモアも感じつつ、バイオレンスでサスペンスなテイストもあり大爆笑ということは無いですが、ストーリーに見応えあって面白かったです(^ ^)
パケ写から『生き残るのは2人です』とあえてネタバレさせているのも逆に『誰が生き残るんだろ?』と思わせてくれたのも良かった。
サイモン・ペッグびいきな私には存分に楽しめた満足な作品でした。
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