64 ロクヨン 後編のレビュー・感想・評価
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蛇尾
エンドロールが終わって、それ以上何もないことがわかり、思わず苦笑した、
前編であれだけ壮大な前振りをしておきながら、犯人は唐突に後編から現れる。
それに対する捜査もザル過ぎて、その不自然さばかりが気になってしまう。
最後は力業で佐藤浩市が収束させるが、何の感慨も残らない。
その他にも不可解な点は枚挙に暇がなく、???の連続。
前編であれだけ盛り上げたマスコミとの対立も尻すぼみ。
県警担当の影は薄く、あれだけ煽ったことが全く効いていない。
個人的には、結局は利己的なマスコミ像の描写を期待したので、残念。
では、サスペンスとしては物足りなくとも、個々の生き様を掘り下げられていたかというと、
心に染みたのは父としての永瀬正敏のみ。
前編を大盤振る舞いして、後編も劇場に足を運ばせようという戦略は成功か。
原作に興味を持ちました
永瀬正敏(☆∀☆)さすがっすーー!!
読み間違う事なかれ
期待の後編。
この作品はサスペンスでは無く、子を思う家族の壮絶なる思い、刑事が、いや警察官が根本に持っているはずの事件に対する正義感といった安っぽい言葉では言い表せない執着心、それらが64という事件を動かして行くといった上質人間ドラマである。
事件の概要だけを追って展開だけに捉われているとそこを見失う。
無念、絶望、失望、そして執念、それらが自分の愛した者に集約されて、あの当時から時が止まったままの雨宮氏の行動を思った時、涙が止まらなかった。
そしてそれぞれの64が結末を迎えた時、事件は携わった人間全てを不幸にした事を改めて思い知らされる。
俳優陣の底力をたっぷりと堪能できる、昨今のペラペラな邦画作品とは完全に一線を記した重厚な日本映画。
作り手側の映画に対する概念的なものが伝わって来る作品だと自分は感じた。
勢いで押し切る
後編の方がいいかな。
(2021.1.8.)前編から一気に見て疲れたけれど、面白かった。公開時は前編の方がいいと思ったが今回は後編の方が良かった。結構、忘れていたからかも知れない。目崎が紙片の上半分を食べて以降の演技が鬼気迫っていた。
両方通して永瀬正敏は良かった。静かに話す、演技抑えている、顔芸無し、無駄に吠えない。日本の男の俳優さんは、一応、大人なのに、刑事、ヤクザ系に限らず、いきなり大声出したりすぐ怒鳴るので、リアリティを感じない。
それにしても、記者クラブ、ちょっと勉強しようっと。あと、いずれにしても、12歳以下の子どもを、理由が何であれ一人で外出させるのは保護者(親)としてアウトだと思いました。昭和の時代はまだ大丈夫だったというのは作られた幻想だと思います。日本は安全、それは相対的に過ぎず、決して絶対ではない。
さすがの後編
前後編に分けて失速
なかなか。寝不足でも寝ない程度。
いちばん緊迫するシーンは実は事件や捜査の場面ではなく、他にある。それは。。。
Movixあまがさきで映画「64 ロクヨン 後編」を見た。
「前編」を見てから1ヶ月経った。
待ち遠しかった。
「前編」の終盤から新たな誘拐事件が発生。
これは本当の事件なのか、狂言誘拐なのか。
観客はわけもわからなく見ているほか無い。
だんだんとストーリーの点と点がつながってくる。
一部はフィクションではあるのだが、その土壌はあるらしい警察組織内の不合理な対立や、その隠蔽体質や組織としての闇の部分には一般人としては少なくない不信感を感じる。
被害者が加害者となり、
加害者が被害者となる。
何なんだこれは?
こんなストーリーは絶対に思いつかない。
いちばん緊迫するシーンは実は事件や捜査の場面ではなく、
記者クラブの記者たちが広報担当の警察官たちを相手に罵詈雑言を何度と無く容赦なく浴びせるシーーンである。
そういうシーンは何度も何度も繰り返しある。
捜査2課の課長である柄本佑が最後に倒れてしまうのもありえるかなと思える。
佐藤浩市はそのスクリーン占有率は50%を超えているだろうと思えるほどの活躍ぶり。
この作品は佐藤浩市の絶対的代表作となるだろうと思う。
最初の誘拐事件の犯人が子供を殺してしまう理由ははっきりしない。
そこがすっきりしない。
後編の満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
子供を想う心の強さ。悲劇の連鎖に埋もれた愛情の行方。
【賛否両論チェック】
賛:子供を失った刑事が、同じような遺族の悲しみに触れながら、悲劇を繰り返さないよう奔走する姿が、感動を呼ぶ。豪華なキャストにも注目。
否:前編の知識は必須。登場人物が複雑なほか、真実にはやや消化不良感も。
まず登場人物が多いので、前編の知識は必須です。その分キャストも豪華な顔ぶれがどんどん登場しますので、ご期待を。
自らも娘が失踪してしまった元刑事が、娘を失ったかつての被害者遺族の悲劇に触れながら、新たに発生した誘拐事件の被害者家族のために奔走する姿が、胸を打ちます。
「娘がいなくなる・・・それがどういうことか、刑事はそんなことも分かんねえのか!?」
という言葉が、痛烈です。
前編が、過去の事件の“今”がメインだったのに対し、後編は新たに起きた事件を現在進行形で追うので、前作よりもさらに緊迫感があるかと思います。
真相はやや盛り上がりに欠ける感はありそうですが、それでも“家族愛”を描いた、重厚な人間ドラマに仕上がっています。
見応えあるが途中までは「???」展開
原作とは違うラストが付け足されてるらしいが、原作・ドラマ版未見だとこれで十分に思える。そもそも主演が佐藤浩市だということで全体に叙情的かつ気持ちで押し切るストーリーになってるというものあるし、前編よりは落ちるが謎が解けてからは納得。面白かった。
これは俳優の演技を観る映画ということで。キャスティングも渋い。
つまらない。
つまらなかった。犯人の誘拐殺人をした動機が弱すぎる。犯人が手段としての誘拐をなぜ選んだのか?が、まったくわからない。私の理解力では楽しめませんでした。ストーリーがつまらないので役者の演技も冗長に感じてしまった。まだ前編も見ていないのでしたら、鑑賞しないことをお勧めします。
小説未読、ドラマ未見です。
上巻は買ったのでこれから小説読みます。
まあ、小説の映画化で小説の面白さを上回った映画は1本しか出くわしたことがないので、小説はきっと面白いのでしょう。面白くないと映画化しないもんね。
ジュラシックパークはもちらん、ターザンも、ジョーズさえ、映画も面白いが、小説の方が何十倍も面白い。
唯一の例外は、the body(スタンドバイミー)です。
感動、ただそれだけ。
前編はとても面白くてみたあと続きが気になってネタバレサイトで犯人その他もろもろを見てしまった。なので、犯人やどうやって突き止めたかもしったうえでみた。結論としてはとても悲しく感動できた。
この映画(原作)のいいところは、ミステリーというジャンルのはずなのに二時間ドラマみたいなトリックを暴くところに重きを置かないで観客に親子のあり方を問いかける人間ドラマになっているところである。これによりドラマ、物語に深みが出ていた。
俳優評は前編と被るので割愛させていただくが(ヨッシーという別アカウントがあるはず。)、補足をするならば犯人の目崎役の人は、とても演技力が高く誘拐事件が自分をはめるための罠だと知ったときの娘を心配する父親の目から、犯人にはめられ悔しがる凡夫の目への切り替えが凄かった。(そしてこれまた補足だか前編でもいった俳優が豪華過ぎて椎名桔平さんの出番が1シーンだけだったという問題で。後編で一杯出てくると予想してたら一杯どころかひとつも出てこなくてビックリした。もったいないなぁ。)
最後の方、事件が解決してからは誰も救われなくて後味の悪い終わり方なのかと、思われたがあの火が燃えている(あの行事なんというのだろう?)ところと三上の家に一本の留守番電話がかかってくるところで最後、絶望の中の希望という感じだった。そのあとに流れる映画の主題歌が映画にあっていてまた涙した。
今年の映画賞間違いなしだろう。
う〜ん…
失速するも
前編のドキドキ感を保ちつつ同日に観賞。作品の持つテンションは維持され、深く深く入り込みます。被害者、加害者、家族、警察、記者、様々な思惑が交錯されたなか主人公だけが熱くも冷静に立ち居振る舞う。震えますね。
しかし、後編はかなり残念な部分が出てきました。焦点は被害者、加害者に絞り混んでも良かったのでは?前編の始末はあるけど、記者たちの下りは、あの中途半端さなら必要ない。警察内部の事についても描ききれないなら不要。被害者、加害者とその関係者たちで重厚に回していってほしかったな。最後の詰めも甘すぎて、これじゃ釈放されちゃうんでは?と心配。
ただ、この事件で、主人公含め不幸な人達が一歩前に歩き出したのは希望的でうっすら涙が滲みました。前後編ともに見応えある作品で満足です。
なんかカット割りがおかしくないですか?
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