「あらゆる要素がテンコ盛り、いかにも韓流なリベンジ囲碁アクション」神の一手 よねさんの映画レビュー(感想・評価)
あらゆる要素がテンコ盛り、いかにも韓流なリベンジ囲碁アクション
ダメな兄の賭け囲碁のイカサマを手伝う羽目になった棋士は、ちょっとしたトラブルでイカサマがバレて見せしめに兄貴を殺され、自身も大怪我をした上に懲役を食らってしまう。刑務所で囚人や所長相手に囲碁と格闘技の腕を磨き所長との賭けに勝って仮釈放、仲間を集めて兄の復讐を開始する。
囲碁という華やかさから程遠い題材を扱いながらも、様々な道具を使ったイカサマや達人達による頭脳戦、最近の韓流のトレンドと言えるやたらナイフや包丁で切りつけ合う尖端恐怖症には拷問のようなアクション、笑いとペーソスがてんこ盛りの豪勢な作品。何でもかんでも囲碁対決で解決しようとするバカバカしい話なのに、軽快なテンポと役者の重厚な演技でコッテリとした復讐譚として説得力ある映画に仕立て上げる辺りに韓流の底力を見ました。
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