「悲しい映画だった。」ヒメアノ~ル SSさんの映画レビュー(感想・評価)
悲しい映画だった。
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時間的には短い映画だったけど、それを感じさせなかった。
怖かった。
ラストシーンで、急に昔の森田に戻り、
「また遊びに来てよ」と笑顔で言う森田に
戸惑いながらも「うん」と答える岡田に、
その後の回想シーンでの、
平和な夏の午後の情景に、涙が出そうになった。
いじめさえ無ければと思った。
いじめをしている人に見せてやりたい。
森田剛の演技に驚いた。
本当に、そんな人間のように見える顔つき、目つきだった。
撮影中、濱田岳は休憩時間などに森田剛と話すのが怖かった、と言うインタビュー記事があった。
フィクションだと分かりながら、
画面を通して見ている私でさえ怖かった。
暴力シーンは、R15でそこまでやるのかという感じ。
R18でもいいくらい。
あんなに丁寧に描き出さなくても…と思ったけど、
あそこまでやらないと、この話の怖さと悲しさは
ここまで感じられなかったと思う。
誰かが玄関に入るシーンが毎回怖かった。
良くない何かが起こると思った。
疑問に残ったことが2つ。
1つは、何故「ヒメアノ〜ル」という題名なのか。
これは、後で自分で調べようと思う。
2つめは、岡田の彼女は何故狙われていたのか。
あのカフェで働いている間に、何か気に触ることをしてしまったのか、
それとも、森田が好意を寄せていたのに、振り向かなかったからか?
(原作は読んでいない状態で見ました。)
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