「絶望がテーマ」ヒメアノ~ル コバヤシちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
絶望がテーマ
人はどれ程の絶望を味わうと、あそこまでの怪物になれるのか…
観終わった後、そう考えてしまった。
狂気を淡々と綴る、真っ暗な映画。
それを森田剛が見事に演じきっていました。
濱田岳、ムロツヨシが演じる真っ当に生きるが故の面倒な人間と、あの時からすでに死んでいた人間の、何も見えず、何も感じない真っ黒で純粋な狂気との対比が見事です。
最後は同情する訳でもなく、ただ悲しいといった感情だけが残りました。
気がつけば、涙がつたっていた。
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