ザ・ガンマンのレビュー・感想・評価
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興が乗れなかった
民間軍事会社の傭兵がコンゴで起こした大臣暗殺事件、インターポールの捜査が迫ったので黒幕は証拠隠滅に傭兵の抹殺を企てるという傭兵と黒幕の内輪もめ。これだけならよくあるクライムアクションものなのだが、主役が56才の爺さんだし、頭の病を抱えている設定だからアクションシーンも痛々しい。ハード路線かと思ったら殺し屋と女医さんのラブロマンスを絡めるから気が緩む、もっとも本作はアランドロンとカトリーヌドヌーブで映画化された「最後の標的(1982)」のリメイクだからロマンスの方がメインなのかも、失礼ながら絶世の美男美女には程遠いので本作では雑味に思えます。銃撃戦にロマンスにさらに発展途上国の地下資源独占に暗躍する悪徳、多国籍企業の実態を警告する社会派メッセージも込めて正統派の趣も添えていますが欲張りすぎ。
ファンの方々には相済みませんがショーン・ペンは演技派であることは認めますが爺さんになって華がないのでアクションもロマンスも興醒めでした。
最後の標的
暗殺指令の黒幕を知っているのはバルセロナにいるフェリックス(ハビエル・バルデム)だけ。彼の元へ行くと、元恋人のアニーは彼の妻になっていたというショック。それでも調査に協力してくれてるようだったが、早速何者かに襲われ、フェリックスが銃殺。さらにバルセロナからジブラルタルに移動し、事務が所属していた多国籍企業に向かう。
今後の鉱石大臣を暗殺したためにその過去を握りつぶそうとする企業側。関係者をすべて消そうとする卑劣な企業だ。かなりハラハラさせられ、最後には罪を償う潔さ。バルセロナ郊外の銃撃戦と闘牛場での攻防が印象的。ちょっとアナログな感じだったけど、最後の取引手段は裏取引の録画データをネットに流すというものだった・・・
(ほぼ備忘録)
8年前のコンゴで要人暗殺後彼女を残して姿を消した傭兵ショーン・ペン...
8年前のコンゴで要人暗殺後彼女を残して姿を消した傭兵ショーン・ペンは8年後コンゴのNGOで働いていたところで殺されかける。背後の組織を追ってかつての友人ハビエル・バルデムと再会するがハビエルはショーンの恋人と結婚して幸せに暮らしていた・・・というこれまたノワール臭立ちこめる男臭い一作。というか、グローバルな意味でB級アクションはフレンチに任せとけみたいなトレンドなんでしょうか、正解ですけど。
本作の監督は『96時間』のピエール・モレルですが製作総指揮がジョエル・シルバーでいつものベッソン傘下で作ってる頭の悪い感じはなくひたすら重たい叙情に満ちた小品でした。
まずまず
発展途上国での慈善活動の影で利益を上げる多国籍企業や民間軍事会社。そこそこのアクションに、恋愛の横恋慕を絡めたありきたりの流れでした。主人公が病気である必要はあったのかしら。Pennはムキムキでしたが、若く美しいヒロインとの年齢差は縮められないような…。
よかった
アクションが渋くて大変かっこよかった。中盤、なかなかアクションがなくてちょっと退屈したけどクライマックスは大変盛り上がった。
敵に危険を押してわざわざ会いに行って案の定危険な目に会っていたのだが、仲間のおじさんに調べてもらえば情報は入手できていたような感じだった。
ドアに仕掛けられた爆弾に細工をして逆に罠として使うところがかっこよかった。敵を倒して武器や防弾チョッキを入手するのもすごくいい。
女性をそこまで真剣に愛した事がないので主人公の気持ちがあまり理解できなかった。
題名はチープですが、ソコソコ観られます。
題名が、ちとチープで、ツッコミ所は多々ありましたが、総じてソコソコ面白かったです。
やはり96時間を彷彿とさせるサスペンスアクション映画、内容は在り来たりでしたが、アクション自体は見応えあります。ガンマンという割に、銃の凄腕を披露するのは冒頭だけ?あとは普通に撃ちまくるシーンだけだったような…まっある意味ガンマンか?(笑)敵の傭兵のリーダー?らしき人物のCQBの動きが、際立ってキレていました…軍隊上がりの役者さんなのかもしれません?
ヒロインの女優さんも、なかなか魅力的でした。ショーンペンは、かなり鍛え上げられた肉体で、顔も相まって、全盛期のシルベスタースタローンかと思いました(笑)劇中ショーンペンがサーフィンをするシーンがありましたが、あのシーンは必要だったのかな?と調べてみると、ショーンペンかなりのサーフィン好きらしいです(笑)乗りで差し込んだシーンだったのでしょう…(笑)国際警察の黒人さん…もう少し出番があっても良かったんじゃないでしょうか?意味深に登場した割に、ほとんど出番が…。
それとショーンペンの持病がある設定…あれ必要だったのでしょうか?最終的に何かと繋がるわけでもなく、ただ、アクションシーンの流れを悪くしていただけのような…全く無意味な設定でした。
悪役はコックスではなく、フェリックスの方が見た目にもストーリー的にも、しっくり来ていたのではないでしょうか。少し違和感を感じました。
余談ですが、封切り直後の週末の夕方に観に行ったにもかかわらず…客席は3人だけでした!(爆笑)映画自体、そんなに悪く無いのに…やはり宣伝費掛けないと流行らないんですね。逆にCM垂流しの駄作映画も沢山ありますからね。
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