ラ・ラ・ランドのレビュー・感想・評価
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「夢を見る=映画を観る」ということ
ミュージカル映画は苦手ながら話題作ということもあり鑑賞しました。
夢を追う2人の若い男女のラブストーリー、と聞くと単純なストーリーの様な感じもしますが、その中にも「夢を見る=映画を観る」という、映画を観ている我々観客にも直結した「映画論」を描いているようにも考えられました。
映画の撮影手法や衣装も主人公の感情に対応する様に変化し、主人公が夢を見る時は、映画的にロマンチックに演出されていき(主に冬春夏のシーン)、主人公が現実的になっていくに応じて演出もリアリティ重視になっていきます(主に秋のシーン)。
つまり、主人公2人が現実とは違う夢の世界に憧れ、その世界に入ろうとすることは、我々が映画の世界に憧れて、映画を観るという行為と同じである、ということを伝えようとしているのかな、と思いました。
2度目の冬のシーン、主人公2人が再び出会う場面、「もしかしたら存在したかもしれない夢の様な未来」の映像が2人の間に流れるも、それもまた我々が映画を観ることと同様、2人が抱いていた夢でしかなかったのです。そして、この映画がもうじき終わることと同様に、この夢もまた終わりを迎えるのです。
「映画を観るという行為とは」という映画論的なメッセージこそがアカデミー賞最有力候補になった部分かなと考えましたが、「昔の映画をリスペクトしてますよ」的なコンクール受けしそうな作りが若干鼻につく感じもしなくもなかったです…。
昔のミュージカル映画テイストと映画論を取り入れることで映画コンクールで評価されやすく、なおかつ大衆向けのエンターテイメント性にも秀でている、良い意味で「あざとい」作りになっている映画だなと感じました。
ただ、そんなことは考えなくても、歌も凄いし笑いどころもあるし、素直に楽しめる映画でした。
技術的な部分は現状のハリウッド最高水準だと思います。
主人公がわりと簡単に成功してしまうところは、この映画の監督自身のキャリアと重なるなぁとも思ってしまいました笑
残念
完全に好みの問題なのかもしれないが、個人的には大して面白くなかった。特に、ラストが最悪。唐突に「あったかもしれない話」なんて始めてしまって、なんだこりゃって思った。後悔する心理描写?やめてくれって感じだ。あれだけ前のめりにやってきた連中が、最後の最後で後ろ向きになるなんて、ワケがわからん。辛気臭い映画の締めくくり方に落胆した。
それぞれ別々の夢に生きる両者が、お互いに賞賛し合う清々しいラストを期待したのだが。観客として裏切られた気分だ(苦笑)。
後悔するってことは結局のところ、本当にやりたいことをやっていたワケじゃない、ってことになるわけで。作品自体が作品を否定してどうすんだってね。本当にがっかりした。あんな具合に後悔する主役の二人のどちらかにでも共感できるのなら、味わい深いラストということになったのかもしれないが、自分には無理。あれでは作中での二人の発言が、全て白々しく思えてきてしまう。
何を後悔することがある?こんな連中を見ても「大女優はとりあえずガキと旦那に謝れ、ピアノマンは他人の女房を思って未練がましくピアノ爪弾いいてんじゃないよまったく」としか思えん(笑)。ジメジメと哀愁を奏でるのは序盤か中盤にやってほしかった。
こんなことを書いたら「お子様だ」と嘲笑されるかもしれないが、ハッキリ言わせてもらうと、個人的には『ドリームガールズ』の方が、本作よりも、100倍面白かった。比べるだけナンセンスなのは分かっちゃいるんだが、観た後にどれだけ満足できるかが自分にとっては重要なわけで。本作は前評判が良かったので期待した分、拍子抜けしたのは事実。
同監督の手掛けた『セッション』で見られた凄みのある描写は、本作では消え失せていた。個人的には、本作は中途半端に良い映画ってところに落ち着いちまった感じだ。もちろん個人的には『セッション』の方が好きだし、100倍面白かった。
セッションで主役をいじめ抜いたスキンヘッドの鬼先生が本作にもネタとして登場。終盤の妄想シーンで良いヤツっぽく振舞っていたのが印象的だったのだが、そこには違和感しかなかった。その時見せたスキンヘッド先生らしからぬおどけた表情は、似合わねえし、気色悪いなぁとしか思えなかった。
次回作に期待したい。
らららーんど!❤
誰よ!?公開前に低評価のレビューした人ー!
ってなるくらいにはめちゃくちゃいい映画でした。
中盤、空飛んだ時はこの映画駄作かもって
思いましたが、終盤最高(っ´ω`c)
すれ違っても相手を思いやり
涙してしまった…(笑)
お互い成功して、終盤もし、あのとき…が
流れてくるけど、そうじゃないから
お互い夢を叶えたんじゃないかな…?
など、思ったり…
とにかく歌!ダンス!最高*´`*
そして夢を思い出させてくれてありがとう❤
ファンタジーだし⭐️
ランランミュージカル!
愛を取るか夢を取るか⁈
男女二人の駆け引きが見事な映画でした。
売れないジャズピアニストの男性と、女優を目指す女性。
出会いは最悪ですが、二人で歌って踊れば気持ちも急接近!
言い争っていた二人は恋に落ち、お互いの夢に向かって努力して行きます。
夢を追いかけ続けることは素晴らしいのですが、追求すればするほど互いの気持ちはすれ違ってばかりです…。
恋も仕事もうまく行けば大満足ですが、なかなか難しいのが人生。
そんな人生の駆け引きを、歌と踊りで楽しく容器に演出してくれました。
ハッピーエンドでなく、むしろ現実を見せつけて「The End」と終わってくれたことが、この映画をより際立たせているように思います。
始まってすぐに、ミュージカルがスタートした瞬間には驚きましたが、歌と踊りと演出てワクワクした気持ちになりました!
素敵な音楽ももちろんですが、エマストーンさんの素晴らしい演技に引き込まれた事も事実です。
ヒラヒラと舞う彼女のワンピース姿に、酔いしれてしまいました!
また、ミュージカルのシーンの長回しのカットも驚きました!
一つのシーンに10分ぐらい長々とカメラを回し続けている映像に、役者さんの努力と監督のこだわりを感じます。
「セッション」の監督だったので、音楽が素晴らしいとは予想していましたが、衣装やカメラワークにもこだわりを見せていることに驚きです!
思わず、映画の後に鼻歌を歌いながらピンク色のワンピースを買っている自分がいました(笑)
クラシックな雰囲気を
たまにはこういう映画もあり!
軽いだけかと不安でしたが……❤
色彩と音楽が最高でした! サントラ買おうかな… 日本には作れない。...
アイマックスで観て欲しい
ラスト10分
冒頭のシーンで
ディズニーのアニメ映画か、インド映画みたい
と思ってしまった私。
↑悪い意味でなく。
(往年のミュージカル映画は観たことがありません)
ミュージカルシーン、ダンスシーンは
ともかく美しく美しく。
素晴らしかったです。
エマ・ストーンが
アメスパの時よりずっとずっと美しく
輝いていました。
ぐっときたのは
ミアがオーデイションで語った
パリの話(歌)。
切なかったです。
セブとミアの関係、
いい感じになりかけたら
電話が鳴るとか、
あの間の悪さ。
ラストに全部繋がってるんだなぁ。
ラスト10分は
涙涙涙。
あのラストのために
もう1度観たい。
どうしようもない運命や偶然や、
いろんなことがあるけど、
そんな中で、自分が選ぶ人生。
だからこそ、今を生きよう。
そう思いました。
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