ラ・ラ・ランドのレビュー・感想・評価
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内容は平凡だけど、「映画」というアートとしての出来が凄い。
ストーリーは夢を追い願いをかなえるということと、愛情の問題です。正直言って単純です。ですので、ストーリーを語るとこの映画の内容は「普通」ということになると思います。
ですが、この映画の凄いところは、編集・カット・演出・脚本・カメラ・音楽そして演技の何をほめればいいのかわかりませんが、場面場面で「語る」のではなく「魅せる」ところだと思います。セリフの数が非常に少ないのですが、これほど心情が胸に染み込んでくると思いませんでした。初めの車でのすれ違いのシーンから2人が再会するところで、ちょっと背中がゾクリとしてしまいました。「映画大好きポンポさん」はこの映画の演出を大いに参考にしているみたいですね。
最後のシーンの2人のIFの見せ方からのあの微妙な微笑みが非常にいいと思います。
ハリウッド映画で「作家性」を意識した作品のレベルの高さはやはり凄いと思います。内容そのものははっきり言えば凡庸ですが「映画」というトータルのアートとしては感動させる力量を再認識しました。
VODで見たので集中力の関係か、若干長すぎると思いますので減点しますが、映画館で見たら満点をつけたくなったかもしれません。
一方でテーマ的に深掘りして行くと大したことは言ってないので、自分の中の風化が早い映画の予感がします。
夢か愛か、どちらか1つ(受け売り)
鑑賞後の気持ち
絶対もっといい道があった
鑑賞後の心の変化
青くいたい
鑑賞後の行動の変化
なし
好きなシーン
男がオーディションを受けろ!って説得するシーン
嫌いなシーン
男が彼女が自分と付き合った理由を「哀れに思って」みたいに言ったシーン
意外!!~ まさかオスカーを獲るなんて…
JAZZ好きだけど
人生なんて
冒頭のあれ、どう撮ったの?
なんとなくNetflixをつけ、おすすめ欄にあって再び鑑賞することに。
「夢」とか「幸せ」とかね、・・考えるべき時に見ると前に進む方に背中を押してもらえる映画だと思います。夢が大切、夢こそ至上命題といった感じ。
ただ、個人的には犠牲にする部分が大き過ぎると感じたなら、諦めるというか見送っていいと思うんですよね。その先の結果に満足できていればいいと思うんです。夢が叶っても幸せで無いなら意味なくない?って思っちゃう派。一方で「夢がある」=「ワクワクできる、色々妄想できる」状況は大切だと思うのです。これはもう全方向的に良くなっていくか悪くなっていくかを左右する大きな風向きだと思うのです。
そういった意味で、個人的な話ですが今の職場に「夢が無いなー。」と感じた私はするのです、転職を。妻と同じ職場という状況にも、週4のリモートワークにも、それなりの報酬にもある程度満足していたけど、この先の未来がつまらなそうだったし、まぁ・・仕方ないかな。
(※以下、ネタバレあり。)
「ラ・ラ・ランド」では男も女も、出会った当初持ち寄った夢を叶えた事で美化されているけれど、実際には若い時に夢を語り合った男女の数だけラストシーンがあるのですね。バッドエンドも含め。遭遇したのは状況的に偶然だったとはいえ、店名にセブスと付けちゃう男、セブスっていうネオン輝くロゴマーク見て「あっ」って思いながらも中入って一曲聴いちゃう女。ちょっと未練がましいような気もしちゃうなw
最後、セバスチャンの悲しげな演奏の指が途中で消え入るように止まったのと、他の観客が拍手する中拍手をしていないミア。解釈は色々とありそうですね。
だんだん暖かい日もあったりして、いよいよ桜咲く季節が近づいてまいりました。出会いと別れの共存する季節で、幸福感と悲壮感が同居するような、気分の高揚感や謎のやる気と相まって狂気じみた感覚もあったりする4月がもうすぐです。
基本的にどこにいても大体何とかなるもんだとは思っています。ただ「夢があるか」という観点は、この「ラ・ラ・ランド」ほど厳格に定義しないまでも、人生100年時代に今後も大事にしていきたいスタンスです。
それにしても「ラ・ラ・ランド」の曲は、春の夜にはいい曲ばっかりだなあ。
タイトルなし
夢を追うということ。
映像演出って大切
自宅で動画配信サービスを利用して視聴しました。
以前にも1度動画配信サービスで鑑賞しましたが、デイミアン・チャゼル監督の最新作が上映されるということで久しぶりに見ました。以前鑑賞した時は、前評判でハードルを上げてしまい、自分としては「言うほどか?」というのが第一印象でした。また、自分としては監督の「セッション」で人間の狂気に中てられた人間だったので、物足りなさを感じたことを覚えています。
今回改めて鑑賞して「映像演出って大切」という感想を持ちました。
ストーリー自体は悪くないですし(というか普通に面白いとは感じる)違和感も感じませんでしたが、目新しさは感じず・・・。
一番最初のシーンのスケールの大きさや、ライトを消したりスポットライトを当てる、ミュージカル、一昔前のような画面が暗転する感じ、等のさまざまな演出が映画を平坦にさせなかったんだろうなと思い、演出って大事だなと感じました。
また、監督は音楽や映画が好きなんだな、とも強く感じさせられました。グリフィス天文台に2人で行ったシーンの構図等は「理由なき反抗」のリスペクトなんだろうな、と理由なき反抗を見ていない自分でも感じさせられました。(もし違ってたら恥ずかしいですね笑)
自分としては、監督が演出に挑戦した作品だな、という印象でした。
目をそらすという事
な・な・んと、面白かった!!!
アカデミー賞の映画は全然好きになれないし、しかもミュージカル苦手だし、全く期待してなかったんだけど、久々のアカデミー賞納得の映画でした。
いの一番に褒めたいのは、エマ・ストーン。
本当に、可愛すぎる。不貞腐れてる時の顔は完全にクルエラ。とにかく表情が豊かで、楽しそうな時も悲しそうな時もめちゃくちゃ感情移入してしまう。強さを感じさせる演技をするし、やっぱり彼女はすごい女優です。ゾンビランドとかクルエラとか、映画の出演作品はどれも大ヒットだけど、出演数が少ない。もっと出てくれ!頼む!
ああ、この監督すげぇやと思ったポイントはいくつかあって。第一に、ミュージカルを違和感なく物語に取り入れる脚本センス。急に歌い出したり、急に踊り出したりするのが現実離れし過ぎだろ!と思ってしまう私にとっては、この映画は衝撃的だった。やはり、主演2人の演技力と歌唱力もあってなんだろうけど、さりげなく歌や踊りに入る演出、特にオーディションのシーンなんかは最高にテンションが上がってしまった。こんなミュージカルなら大好きだ!間違いなく、私が今まで見てきたこの手の映画で最高峰でした。
無論、音楽センスも抜群だし、構成もお見事。なんたって、この監督は照明の使い方が上手すぎる。その名の通り、楽しい音が聴覚だけでなく、視覚からも感じられる。私もジャズが好きになったわ!音が踊り、騒いでいる。アカデミー賞、こりゃ取るわ。
好き嫌い別れそうな映画ではあるけど、歌って踊っての王道ミュージカルではなく、ストーリーも骨太でシンデレラストーリーではないリアリティのある物語。前半はそんなに捻りは無いし、これがアカデミー賞?と思っていたが、後半からの勢いがすごく、中盤で涙がこぼれてしまいました。好きだわ.....この映画。
こりゃね、バビロンにより期待が高まる!!
今年1番の期待映画。さぁ、監督、頼みますよ!
名作とは思えないが、大好きな作品。ミュージカルというよりラブストーリー。
特に好きな場面が2つある。ラストに2人が見つめ合い軽くうなずいて別れる場面。 もうひとつは本編映像ではなくエンドロール途中のエマ・ストーンのハミング(CITY Of STARS)
この2箇所を見て、聞くためだけに何度も鑑賞した。今回1週間限定上映でもこの2箇所とエマ・ストーンが目当てだ。
( 「バビロン」2003/2/10(金)公開記念で「ララランド」1週間 (2/3(金)~2/10(木)) 限定上映 )
どうも私はこういう、かつて愛し合い別れた2人が再び出会い、2人で人生を歩むことはもうないけど、何かイロイロ想いを馳せて感慨深いみたいのに弱い。
「ローマの休日」と「ちょっと思い出しただけ」のレビューでも確か同じことを書いたハズだ。
映画はいきなりクライマックス級の高速道路でのダンスシーン。スゲーと思って引き付けられ、「冒頭がこんなに凄いならクライマックスでは何を見せてくれるんだ」 と期待したらダンスはココが最高潮。 残念なことに、これ以降ココより盛り上がるダンスシーンはなく盛り下がる↘ちと期待ハズレ。
今回もエマ・ストーン目当ての鑑賞で、ミュージカルとか苦手だし好きではないから、ダンスシーンで盛り上がらなくても全然OKだ。
だけど、2人で踊るロマンチックなダンスシーンは気に入っている。
高台の駐車場でのダンス、天文台での宙に浮いて星空の中でのダンス、妄想(想像)の中でパリのセーヌ川の光る流れの中でのダンス。全部お気に入り。
2人で 「CITY Of STARS」を歌う場面もいいと思った。前に見たときは特に印象に残らなかったけど、今回とてもいい場面だと感じた。
第89回アカデミー賞では作品賞を取らなかったが、まあ当然だと思う。だけど私は作品賞にノミネートされた中では「ララララ・ランド」が1番好きだ。
よく分からん「マンチェスターバイザシー」に作品賞取ってもらいたかったが、もっとワケ分からん 「ムーンライト」 が取った。なんてこったい、アカデミー会員ナニ考えてんだかサッパリ分からん (^^)
自分が、キライ・よく分からん・低評価の作品がアカデミー賞取ると、アカデミー賞や会員にケチを付けて悪く言うのが映画ファンのルール・オキテらしい (^^)。 他の人のレビューを読んでそう思った。
推している作品がアカデミー賞を取らないとダメで、逆にキライな作品に対してはノミネートも「有り得~ん」ということだ。監督・脚本・主演・助演等の各賞でも同じルールが適用される。
脚本賞は私が作品賞取ってもらいたかった「マンチェスターバイザシー」の脚本家が取ったので嬉しかった。 もし「ラララ・ランド」が脚本賞だったら「アカデミー賞有りえーん」と叫ぶところだ (^^)。
「ラ・ランド」はエマ・ストーンが主演女優賞取ったので私は大満足 ♪ヽ(´▽`)/。さすがアカデミー会員様々だと思った。
2023/2/7 (火) A
芸術&文学音痴の私にはやはり刺さらず
大名作の再上映 2023 2/3~2/9
切な~い
…若いときは
夢を追い希望をもって
それだけで生きていける
でも…
オーディションに落ち続けると
夢破れて立ち直れない
そんな時
彼が居てくれた
そして現在がある…。
ミュージカル
そしてファンタジーも入って
壮大に作られている
最初…
皆で踊って歌いだした
ところはビックリしましたが
もう!あそこから舞台だったのかと
頭のなかで?・・
ダンスウィズミーが浮かんだ
…彼の弾くピアノが好き
ジャズの音楽が
…心地よかった
ラストは切ない終わり方だったけど
笑顔があった
常にバックで音楽が流れて
…特にピアノの音は
雰囲気があります
ミアが最後の
オーディションで歌った歌に感動。
ラブstoryに
ミュージカルとジャズを
取り入れたフランス映画の様な味わい
[追記]2023年2月6日
配信で字幕と吹替えをみて
きょうは再上映していたので鑑賞。
何度も観れる作品です
後半の彼と彼女の会話の所から
ラストにかけてが強く印象に残ります
ちょっと難を言うと
ファンタジーが強すぎて
オシャレ過ぎることかな~(笑)
まさにテンションハイに!
エマ・ストーンさんの魅力が全開!!
本作で オスカー Best actress を受賞したエマ・ストーンさん、細くて脚もすごく綺麗でドレス姿がすごく似合ってて素敵でした
時折見せるふとした表情も可愛かったり、色っぽかったり、と終始エマさんの魅力にヤラれました
ミュージカル"っぽい"だけで、他のミュージカル作品と比べて唄うシーンがすごく自然に入っていくため、唐突感がなく好きです
舞台がLAとハリウッドということで、真っ青な空とカラフルな街並みがメインで描かれ映像がとても綺麗でした
私も5年ほど前にLAとハリウッドに行きました、
グリニッジ天文台やLAの街並み、そしてハリウッドスターの壁画など、懐かしい場所の数々が映りとても懐かしく、デイミアン・チャゼル監督のハリウッド愛をひしひしと感じました
ストーリーも若者達が夢に向かって真剣に生きることに対する挫折・苦悩と成功を描き、見応え満点です
本作の製作当時、32歳だったデイミアン監督、最年少でオスカーの Best director を受賞するのも納得、その才能に圧倒される名作です
なんでこんなにみんなの評価が高いの?!
難しい事を考えなければ全然面白い
刺さらなかった
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