ラ・ラ・ランドのレビュー・感想・評価
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ミュージカルとしては未熟
やっと観ましたよ、観られましたよ。
マスコミ試写でも争奪戦なコレを。
あまりにも前作「セッション」が好きなので、監督のファンになってしまいましたが、何故にこんなに騒がれてるのか不思議なほど、ハマらなかった。
特筆すべきはただただ監督の力量の深さというか、1Takeな長回しに尽きる。
本作の象徴とされるオープニングが圧巻すぎて、
どうにも後がそれを超えない。
主役達が不在シーンがメインシーンとは、変わった映画である。
騒がれまくりのゴスリングと、エマ・ストーンはミスキャストに思えた。
ゴスリングが本作で発揮したのはピアノのみで、ラストのあの表情は、彼を知る人達からすれば見慣れた顔だ。
エマ・ストーンはチャーミングだが、個人的にどうもジュリア・ロバーツみたいな大味ハリウッド顔が苦手なせいか、感情移入できず………。
ロマンチックなシーンもなんだかなぁと感じてしまったのは、彼らだったからだと思う。
歌もイマイチ響かず。
無条件に身体が疼いてしまうミュージカルが好きなので、オープニングでそれは尽きた。
で、「アーティスト」と「ムーランルージュ」を観直す事にした。
クラシカルかつユーモラスなら前者。
ド派手な踊りと、悲恋で涙を流したいなら、後者。
どちらの役者も本作より、歌唱力高し!!
しかしながらやはりチャゼルの才気はいかんなく発揮されていると思う。
様々なジャンルの映画から好きなシーンをオマージュしながら、現代へと魔法をかける。
夢に満ち溢れていたL.A.
道路は輝かしい銀幕スターの絵や写真で埋め尽くされているものの、現在のL.A.の内情は映画館が次々と封鎖され、当時のジャズバーなども閉鎖に追い込まれ、ハリウッド人はこぞってプリウスを乗り回す。
ハリウッドはアイデンティティを無くしてしまったのか。
その辺りの突きどころは、なかなかではないでしょうか。
?
私が大人になれてないからだと思うけど。
全然納得してない。結局かーい。
夢追い人に乾杯をじゃなかったんかーい。
ずっと愛してるんじゃなかったんかーい。
ミアに共感がしづらい。セブ派になっちゃう。
ミアの一人芝居が本当によかったんなら何でディレクターすぐに楽屋行かないねん。
最後のオーディションの話をセブに聞いたとき、なーんで最後までセブを信じない。どう聞いたってビッグチャンスじゃないのかな。
最後のアナザーストーリー的なのは最初から2人はすれ違ってたんだってこと?セブの後悔?
ハッピーな気持ちで帰れると思ってたのに、ため息止まらない!
結論、私が大人になれていない。
エマ・ストーンは無理がある
評判ほどでは・・・
どうして、こんなに賞賛の声が多いのか疑問。
普通の恋愛物語。特別な感動や考えさせられる課題があったわけではないのに、アカデミーにこんなにも評価されるのが私には理解不能だった。
夢を追う、若者のサクセスストリーで特に可もなく不可もなく・・・。主演女優がアカデミーで賞をとったのも、よくわからず。
私の感性が鈍いのか???
面白くないことはないのだけど、とてもいい!とは思えないです。本当にごく普通。きっと数年後、忘れちゃってるなあ。
印象的なシーンもセリフも特になく。
ここまで賞賛に値する作品とは思えませんでした。
ジャズ・ランド。
すったもんだのアカデミー賞授賞式で作品賞を取り損ねたものの、
前評判とその他映画賞受賞歴の多さで群を抜くミュージカル作品。
かなりの期待値で劇場に足を運んだ人も多かっただろうと思うが、
鑑賞後の感想は「いい映画」を前提として人それぞれになりそう
だと思った。往年のミュージカルに台頭する場面があり楽しめる
が、個人的には冒頭で「理由なき反抗」そしてジミーのあの台詞、
グリフィス天文台が出てきちゃっただけでもう感涙。展開や内容
は古くても現代仕様なので、過去のMGM全盛時代を知るファン
には物足りない部分もあると思うが、ドライな恋愛面や高らかに
謳い上げないミュージカルに挑戦した意欲を買いたい。まだ弱冠
32歳の俊英監督なんだもの。これでまた稼いで(^^;今後の作品に
期待できる。名作シェルブールの雨傘を思わせるラストの展開は、
二人の目指す夢を考えれば(成功したら)そうなるだろうことが
分かっているので切なさが倍増するが、セブのピアノが醸す場面
で描かれる二人の物語が秀逸の出来。あぁこれぞラ・ラ・ランド
なのだな、と涙が出た。しかし言い換えれば彼らは夢を叶えたの
だから幸福だ。中盤喧嘩のシーンでセブがミアに言い放った一言、
夢を(結婚に向け)諦めて生活面でミアを支えてきたセブの想いが
伝わらずに自身を罵るミアに向けて出てしまった本音は辛かった。
苦しい時代を乗り越えた二人が結ばれるとは限らないのが分かる。
歌にダンスにピアノに猛特訓を積んであれほど完成度の高い演技
をやってのけた主演二人は確かに素晴らしい。ジャズに聴き惚れ
るシーンが満載で蘊蓄も含めこれはジャズ映画だと思えるけれど。
(私はJ・レジェンド結構好きですが…あのバンドはダメですか?)
LAあるある
2回観ました。
1回目の感想
男女の別れ方としてはとてもいい別れ方でこれはこれでハッピー
エンドだと思いました。別れた後に夢を叶えたミアに再会した
未練たらたらのセバスチャンにとっても夢を叶えた自分を見てもらえたのだからそれはそれで幸せなことだと思いました。そんな訳で
とても感動したので1週間と明けずに2回目観ました。
2回目の感想
字幕をあまり観ずに画に集中するようにしました。
簡単に言うとおそらくこの映画はハリウッドのあるある映画
だと思います。しがないミュージシャンが女優に恋をして
その女優がスターになる。LA LA LANDのLAの意味が2回観て
判りました。画を見ていてエマ・ストーンのビッチ感がハンパない
ことに気づきました。「とりあえず、これがハリウッドですわ」
と語りかけてくる映画でした。
夢の中にいるような
序盤から終盤まで主演女優さんに魅了しっぱなしでした!とってもキュート!
その他の出演者さんの息の合ったダンス!とっても見てて楽しくなりました!
かと思えばただのハッピーエンドとはまた違う少し心が締め付けられるような…でもスッキリした映画でした!
たくさんの人が夢に向かって混沌としていることを改めて認識できたしその人たちにがんばってほしい!て思える作品でした
良作!
映画にしかできない演出
ミュージカルを映画館で見たのは初めてかもしれない。大きな音と大画面で、映像そのものだけでも楽しめた。
それでも、この作品の良いところは他にある。ストーリーのよさ。ラスト10分には映画しかできないよさがあった。
LAでの才能のある美男美女の話ではあるが、成功だけが幸せではなく、失敗にも幸せや物語がある事を伝えてくれる映画だったと思う。
見終わった後の切なさはおおきかったが、いい意味で気持ちはかるかった。
くすっと笑える表現や、可愛いところもあってとても楽しめた。
自分の周りでは、少女漫画の典型のような単純なハッピーエンドが好きな人には評価が悪かったが、私としては全てが夢みがちではなく、とてもいい作品だったと思う
ミュージカル映画
冒頭のミュージカルシーンからワクワクが止まりませんでした((o(。>ω<。)o))☆
色々あったけれど、ハッピーエンド。
キラキラしていて楽しい映画でした(♡´▽`♡)
ジャズやミュージカル、音楽好きな私には堪らなかったです。
上手くいかないから人生
個人的には2回観てやっと、この作品の素晴らしさ、評価される理由がわかった気がする。
1回目は、正直わからなかった。なにが面白いのか、ミュージカルチックにした映画ではだけではないのかと。
しかし、2回目、その印象はガラッと変わった。理由は、この映画が観客に訴えかけている問題を、探求しながら観れたからである。
この作品は、必ずしも失敗のない人生が幸せではない、ということを教えてくれた。その失敗が例え、両思いであるにも関わらず結婚という形になれなかったことであっても。上手くいかないことや思い通りにいかないことがあっても、諦めてはいけないこと。時に立ち止まって振り返っても、さらに進み続ける。これらの大切さを、イキイキとしたミュージックを織り交ぜながら、主役の2人が存分に表現していた。
ラストシーン、ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンが、なにも言わず顔だけ合わせて頷きあうシーンには鳥肌が立った。
回数を重ねるごとに、同じ作品でも異なる受け止め方が出来るという、映画の醍醐味を、ラ・ラ・ランドから感じることが出来た。
もちろんサウンドトラックは買おうと思う。
期待ほどではない。
凝縮されたラストシーン
確かに出来すぎたサクセスストーリーですが。そんな野暮なつっこみはいたしません。
夢への溢れる情熱があって、愛する人のその夢に人生を賭けて欲しいと思えば、二人の人生が交わらないことは明白です。
だから別の道を歩み、それぞれが夢を叶えた。というハッピーエンドなら、セブズで見つめ合った時、ミアと同じようにセブも笑えるはず。
別れた後、セブは夢だった自分の店を開きますが、店のロゴは昔ミアが書いたもの。
ミアへの想いがまだ深くあることを思わせます。
ミアは女優として成功し、夫も子供もいる。最後夫との今までをセブが演じるシーンで、セブと歩むはずだった人生を恋しく思いますが、ラストのミアの笑顔には今の幸せと過去を振り返らない意志が私には感じられました。
オーディション後の公園での、「私達どうなるの?」の答えが「結婚しよう」ではなかった時に、ミアは決断したんだと思います。
「ずっと愛している」ことに変わりはないけれど。
セブは、ミアに自分の夢を叶えて欲しいから、「結婚しよう」とは言えなかった。今も変わらず愛しているけれど。
もしあの時「結婚しよう」と言っていれば、二人は結ばれていたのかもしれません。でもミアは女優になれず、結局全てが上手くいく方法なんてない。
愛していても、一緒の人生を歩むことは出来なかった。でも夢を叶えたお互いを尊重し合う、ラスト2人が見つめ合うシーンは切ないですね。
多少中だるみ感はありましたが、最後が非常に面白くて色々考えさせられました。
好きな映画です。
良いものは良いんです!ラ・ラ・ランド‼︎
話題になる前からチェックはしつつ、瞬く間にアカデミー賞総ナメ、そうなってくると流行りにのってしまう様で、少し遠ざかっていたのだけれど‥やっぱりライアン・ゴズリングだし、エマ・ストーンだし観に行く⁉︎でも、ミュージカル⁉︎思いつつも、気付けば劇場の席に!
結論として、早く観に行かなかった俺は間違っていたんです。ミュージカルとかデート映画とか気にする場合では無く、最初から最後の最後まで楽しんで、泣いて最高映画でしたよ!
もうこれは、今更だけど流行りにのって劇場で観るしかないんですよ‼︎そしたらライアン・ゴズリングの頷きにやられちゃうんですよ!映画でジャズ聴いて、あの頃のドキドキ感を思い出してウットリして‥最後は映画だからこそのタラレバで‥。観る前と観た後のサントラの聴き方も変わってきますよね。こりゃ観るっきゃ無いヤツです。
余韻に浸ってる
久しぶりに1人で映画鑑賞。
ミュージカル映画はそんなに好きじゃないし、
今年に入って何作か観ているけれど、今年観た中で1番いい映画だと思う。
出だしの曲から鳥肌。初めて"ドルビーアトモス"で観たからかもしらないけど。
ライアン・ゴズリングのピアノ演奏は本当に凄いと思う。この映画の為に猛特訓をしてあそこまで弾けるようになったなんて。"ちょっと変わったやつ"がちゃんと演じられていて演技も凄い。
エマ・ストーンは本当に可愛いし、歌声も素敵だった。
最後の終わり方が本当に何とも言えない。切ないけれど、ただのハッピーエンドで終わっていないところがまた、この映画の良さを引き立たせているのだと思う。
本当に観て良かったと思うし、また観たいなと思える作品でした。
美しい色彩に見惚れました
夢を追うことは美しい。でも人生には色々ある
素晴らしいミュージカル映画ながら、ミュージカル仕立てがより濃い前半よりも、冷静にストーリーが進んで行く後半の方がやはり引き込まれる、というやや皮肉な作品でもある。
夢を追うことの素晴らしさを訴えつつも、でも結局夢を叶えることが人生の到達点ってわけでもないんだよ、と夢の国アメリカが教えてくれるという面白さというかな。アメリカ君も少し大人になったじゃんみたいな。
前半の、セブのところにお姉さんが訪ねてくるあたりの、アメリカ映画特有のわざとらしいセリフ展開にウンザリしかけたけれど、状況に目鼻がハッキリついてくる後半は一気に引き込まれて、最後のオーディションの歌のシーンでは思わず涙が出ました。
あの歌のように夢追い人へのエールを高らかに歌い上げながらも、最後はクールな現実を見せるというなかなか奥深い、心憎い作品でした。映像も美しいし見て絶対損はないです。
でもまだまだ人生のヒダを知らない10代の子たちには少し無理かな。
やはり、色々な夢や失望を行き来してきた大人が自らの今までを振り返りつつ、また希望を持ってこれからを生きていこうと思えるために観たい映画かもしれません。何とも温かく、そして切ないものが胸に残ります。
分かりやすいハッピーエンドしか受け入れないような相手と観に行くとたぶん興がそがれるので、そんな予感のある人は独りで行きましょう。
素直に感動❗❗
懐かしく愛おしい映画
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