ラ・ラ・ランドのレビュー・感想・評価
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ミュージカルとしては・・・
最初に言っておきますが、俺はミュージカルが大嫌いです!
だけどアカデミー賞には弱いので(苦笑)観に行きました。
正直、ミュージカルとしては、
とても中途半端だというのが一番の感想。
ミュージカル嫌いなので、構えて観に行ったら、
ミュージカル部分が全体の2割くらい。
あとは、普通のドラマなので、
余計にミュージカル部分が浮くというか、
凄い違和感がしました俺は。
しかも、現代劇なのに、ミュージカル部分は
古き良きハリウッド時代風の振り付け、演出になるので、
(勿論、意図的にそういう演出なのですが)
観ていて、恥ずかしいというか、なんというか・・・(^^;)
物語としては、普通に良く出来ているので、
逆に「なんでミュージカルを取り入れたのだろう?」
とさえ思った。
終わり方がとても切ないし、その件の見せ方も巧くて俺は好き!
ただ、そこに至るプロセスが描かれていなく、
旨く行き過ぎている嫌いはあります。
でも、作品としてとても良く出来ているので、
一見の価値ありです!
俳優になれば良かった
世界中の夢追い人に
撮影技術に感動。
監督の熱い想いが詰まった映画。
撮影技術は他の現代映画の一線を画してる。
内容については、カップルで見るのはオススメしない。
恋愛というとり人間としての複雑な感情、心情を表しているのではと感じた。
最初のダンス、壮大さ、軽快さに圧倒されました。
いちばんたいせつな人と・・・・・
手広く展開したことが成否の分かれ目
薄っぺらで、ついていけない
そもそもミュージカルは苦手だが、物凄く評判なのできっと楽しめるだろうと期待して観たら、冒頭の歌と踊りが始まった瞬間から、これはついていけないかも、とイヤな予感がした。
フタを開けると、主人公たち(特に女の方)の大人げない言動や、安易なすれ違いの展開にイライラするし、夢を追いかけてるから何をやっても許される的な振る舞いがどうにも好きになれず、ロマンチックなシーンも冷めてしまい、早く終われと思う始末。
だいたい女優を目指して活動した期間が6年って、短かくないか?
しかもこの人、役者の卵同士で切磋琢磨した気配が全くないし、初めての公演が不評で、あっさり諦めて帰るなんて甘過ぎる。もっとガムシャラにやっても報われずに、長年しがみついてる人が山ほどいるでしょ!
それでもあっさり成功しちゃうから、ただの天才だったんだねって、それじゃあ共感できないよ。
チャンスを掴む面接での歌も、一見すると感動的だけど、ついさっきまで夢を諦めてたあんたに言われたくないわ!
ミュージカルだから、ドラマとしての完成度は低くてもOKなのか? 古き良き時代のミュージカル映画っぽさの再現ということなのか?
絵面はきれいだし、音楽も良かったから、雰囲気に持っていかれてクライマックスではウルっときてしまったが、あれもそこからやるのかよ!って感じだったし、よくよく振り返ると、何がどうしてそうなったのか、全く語られていない。
全体的にロマンチックな雰囲気だけの、薄っぺらい映画だった。
ライアン・ゴズリングに骨抜きにされた
主演のふたりの歌声が良くて特にライアン・ゴズリングにはやられた。人生の酸いも甘いも感じられる素敵な作品。ファッションも素敵でライアンの白シャツにジャケット姿はすごく普通の格好なのになぜこんなにときめくんだろう。エマ・ストーンのカラードレスも素敵。
これからどうするの私たち…というミアに「ずっと愛している」と言ったセブ。ミアの重荷にならないように「別れる」とはっきり言わずにでもそんなセブの気持ちを感じたミアの表情。ミアが女優として成功して子供がいるけど旦那がセブではないと分かったときやっぱり悲しかった。無理があってもふたりが結婚していたら最高だと思っていたから。セブの弾いたピアノからもしものふたりのラブストーリーが流れたとき、うれしかったけど夢だと分かっていたからつらくて、なんだろうこの複雑な気持ち。
二人の人生は共に歩むものではなくなってしまったけど、確かにお互いにとって大切な人なんだなと思う。ちょっとしたことで喧嘩をしたり、すごく幸せになったりそんな二人の姿がとてもリアルで自分と重ね合わせてしまった。
リアルなラブストーリー
テーマがあまり伝わってこない
アカデミー賞最多ノミネートで超話題作。
音楽はサントラが欲しくなるほど素晴らしいし、キャストもよかったと思う。
ただ、登場人物のドラマから何を伝えたいのかがわからない。
特にセブとミアに決定的に亀裂が入る場面。
夢を追うミアと夢を捨てたセブの対立があったのにも関わらず二人共成功したらあの対立何だったの?
あともっとミュージカル映画なら歌って踊って欲しかったな。
ミュージカル映画に馴染みのない人が何も考えずに見る分にはいいと思う。嫌味ではなく。
過ぎし日の思い出に
ため息のようだったり、パワフルだったり。
主人公達の歌声は感情に近い感じ、爽やかで良かったです。
若々しい好感の持てる作品だ、と思って帰ったのですが、しばらくは自分自身の過ぎた日のことが次々と思い出されてしかたがなかった。平坦な人生にも、何かしらの分岐点はあるものなので。
エンドロールの歌声はちょっとずるい。ついお持ち帰りしてしまい、ずっと鼻歌で歌っていました。
劇中のレコード盤に針が落ちる音も妙に印象に残っています。その瞬間からワクワクが始まる、そんな感覚を他のいろんな事と共に思い出しました。
エマ・ストーンが堂々たる主演。夢を追うミアはなんだか子供っぽくも思えましたが、終盤は圧巻でした。
ライアン・ゴズリングも良かった。リード上手というのか、相手役の魅力をより輝かせる凄腕に、磨きがかかってます。海辺で一人歌うシティ・オブ・スターは最高です、何回でも見たい。
やはりミュージカルは好みじゃない
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