劇場公開日 2017年2月24日

「クソったれキザだがそれが良い!」ラ・ラ・ランド ひつじはねたさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0クソったれキザだがそれが良い!

2017年12月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

そもそもなんですけど、
ミュージカル映画は基本的に嫌いです。
だっていきなり歌い出すとか気持ち悪いですもん笑

で、そんなボクが今作を鑑賞したのはダブル主演の2人が好きだからです。ただそれだけ。

エマ・ストーン、さすがですね。
スパイダーマンでは最高のヒロインを演じてくれたし、バードマンではとても力強い演技で引き込まれたし、今作ではミュージカルなのに気取ってない自然な芝居を見せてくれました。ホントに今ノリに乗ってるって感じですね。

ライアン・ゴズリング。
ホンマに大好きです。
名作ドライブからファンだ!って人は少なくないと思います。男も惚れる男。ブラピとかキムタクとかいわゆるスターってゆー逸材ではなく、どこか不完全なんですけど、でもあんなキザな役をやってもどハマりしちゃうって凄いですよね。ホンマに大好きです。

4点ってゆー高得点は2人が良かったからってだけでの高得点ではないんですよ。
とにかくミュージカル映画の悪い印象を全部払拭してたんです。
ミュージカルってゆー娯楽はそもそも硬派なイメージでしたが、ラ・ラ・ランドに限ってはとてもカジュアルで庶民的だったからとても入り込みやすかったです。
また、映像表現としても非現実的な演出を多用していたので、そもそも違和感のある突然の歌を緩和していました。
基本的に地声での歌唱もそれを引き立たせていました。
とにかく丁度いいところをついてるなーという印象です。

では、マイナス1点の理由。
作品としての完成度は非常に高く、文句ナシです。
満点といいたいところです。
ただ、人の感情を揺れ動かす何かが足らなかった。
もしかしたら何かが多かったのかもしれないですね。
ラストシーン。
ボクは個人的に大好きですが、もし回想シーンだけで終わっていたら2人の再会のその後をみんなが想像しますよね。
あのシーンが無いだけでそれはそれで一味違ったものになってたよーにも思います。

んー、とはいっても良かった!
鑑賞後早速サントラを落としてしっかり聴いちゃってます!

歩きながらちょっと踊ってみたくなる、
ラ・ラ・ランド。

ひつじはねた