「私の考える王道と違う」ラ・ラ・ランド たまごっさんの映画レビュー(感想・評価)
私の考える王道と違う
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だがそこが良い(笑)
前情報は、ミュージカル映画・ポスターと予告・セッションの監督。
軽快なメロディとカラフルな画を見て(所々メアリーポピンズっぽさを感じた)、監督さん前作と全く違う方向性に進んだなぁと思ったのですが、最後の最後に破局したのを見てびっくりすると共になんか安心した。監督さん変わってないなと。
芸術や芸術に対する情熱と、そこに至る過程で発生する諸々のエゴの対比が相変わらず強烈ですと。子供のように夢を語りながら大人の世界の汚さはちゃんと語る。
ミアなんて結婚して子どもいるし!全然ずっと愛してないじゃん!でも女にとって5年は貴重なんですよ!分かる分かるミア悪くない!みたいな。
ハッピーエンドしなくても人はそこそこ幸せに生きていけるのです。
なんだか皮肉を感じたけど、そこが小気味良い。
最近マディソン郡の橋を見たけど、叶わない恋は美しいのだなぁ。
振り返りシーンが美化されているのがこれぞ恋の魔法だなって思いました。
横道にそれた楽しみ方をしたけど、普通に涙ボロボロ流しながら切なく泣きました。
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グレシャムの法則さんのコメント
2017年2月26日
メリー・ポピンズ!
この映画を観ながら懐かしさを覚えた時にふと浮かんだのが、私もメリー・ポピンズでした。
エマ・ストーンが『愚かな夢追い人に乾杯を』みたいな歌を歌っているときは、『feed the birds(2ペンスで餌を)』のメロディーが浮かび、慈愛に溢れた心持ちに涙してました。