クレイジー・ドライブのレビュー・感想・評価
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長い1日だったねえ~!
お気に入りの映画の1つです! とんだ大騒動でしたね、よく生き延びた(笑)! 序盤で「毎日気力が出なくてフニャ○○だ・・・。」なんて言ってましたが気持ちわかります(笑) 連絡を取り合っていた女性がラストで同僚のジェシカ・アルバだとわかった時、「全てが報われたね、最後に幸運が待ってたね!」と微笑ましい気分になりました(^-^) たまたま入ったお店が待ち合わせのコーヒーショップだったとは上手くできてますねえ、恋愛映画で使えそうなアイデアですね!ジェシカ・アルバ全然年とらない(笑)
「空間を支配しろ」とは言うけれど
本作では「空間を支配しろ」という言葉が至上命令であるかのごとく主人公に降りかかってくるのだけど、それとは関係なしに空間支配力の塊みたいな人物がやたらめったら登場して、映画それ自体の空間を支配できなくなるほど好き勝手やっているのが面白いし、彼らを平気で野放しにしておく監督の余裕は一体どこから来るのだろうか。
さて、カロス氏は言うまでもなく、ピストル自殺したカールの亡霊、人を素手で殺す男ボリス、その他の有象無象をあっけらかんと放置する「映画=空間」が正常な磁場を維持することなど当然不可能であり、主人公と同じく散々な目に遭わざるをえない。
散々な目に遭うとはすなわち欠陥が多く残ることを意味する。クオリティーの低さは免れない。だから間違ってもこれを名作などとは思わないし、そもそも監督は「空間を支配しろ」と主人公に言っておきながら彼自身それを放棄して成り行き任せにしているではないか。あえてそうしたのだろう。最高かよ。
そこそこのクライムコメディ、ジェシカ・アルバが出ていたので何とか見れましたけど・・・
悪くはない、けど、面白かったと言うには何か足りてない、そんな映画でしたかね。
キャストに結構いいメンバーが揃っていたので見てみたのですが、日本では劇場未公開となってしまったのも、妙に納得の内容だったかも。
一応ジャンルとしてはクライムコメディなんでしょうか、そこそこのアクションあり、そこそこの笑いあり、それなりに主人公がどうなってしまうのかドキドキ感もあり、まあ家でまったり見る分にはこれはこれで楽しめなくもないのですが、それなり以上にはならないって感じの映画でしたね。
とりあえず、まあどの業界もそうなのでしょうが、リムジンの運転手業界にもかなり熾烈な争いがあると言う事はよく分かりました。
タクシーやトラックの運転手に焦点を当てた映画は数あれど、リムジン運転手を題材に取り上げた映画は結構珍しいのではないでしょうか。
しかしセレブ客の奪い合いのシーンは、笑えたなぁ~!
本人役の客として登場したデビッド・ハッセルホフとレイ・リオッタの自虐ネタ合戦は、この映画で一番笑えたシーンだったかも。
ただ、全体的な流れとしては、若干スベリ気味と言うか、個人的にはもう一歩乗り切れませんでしたかね。
リムジン運転手の主人公ストレッチを演じたパトリック・ウィルソンも、いまひとつ役に嵌りきれていなかった印象で。
多額の借金返済を迫られドツボに嵌っていく主人公にしては、ボロボロ感と言うか、やさぐれ感のようなものがもう一歩な気がして。
いつもとは違う役どころで新境地を狙ったのでしょうが、やっぱりこっち系じゃないんですよね、彼は。
逆にやたら振り切れた演技を見せたのは、イカレたセレブ客を演じたクリス・パインでしょう。
彼に翻弄されるストレッチの図は、それなりに楽しめました。
でも、クリス・パインも嵌り役ではなかったんですよね・・・まあ脚本や演出にも問題があったのでしょうが、彼の奇行にはもう一つ乗れなかったです。
でも、落としどころは無理やり感がありつつも、結構好きなラストでした。
お目当てのジェシカ・アルバがいくらなんでも地味な配車係過ぎて、ちょっと不満に感じていたので、見せ場があって良かったなと・・・最近少々陰が薄いアルバを見れただけでも、とりあえず見て損はなかったです。
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