「借りを何倍にもして返す」クリミナル 2人の記憶を持つ男 HAZIXさんの映画レビュー(感想・評価)
借りを何倍にもして返す
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ケヴィン・コスナーをはじめ、ゲイリー・オールドマン、トミー・リー・ジョーンズ 、デップーにワンダーウーマンと言い出すとキリがないほどの豪華キャストに惹かれ上映終了ギリギリでの鑑賞。
ライアン・レイノルズは「セルフレス」でも記憶を移植してたな~と…
前回は移植先だったが本作では移植元である。
そういえばゲイリー・オールドマン、べっ甲柄の眼鏡をかけていたが「裏切りのサーカス」でもべっ甲柄の眼鏡をかけている。しかもどちらも諜報機関の幹部という設定…偶然なのか…
しかし、サーカスのスマイリーと違い こちらのクウェイカーは なんなんコイツキャラ。
さて、内容について。バイオレンスな描写が目立つアクションやCIAの知識を駆使した戦闘も渋くてイカす。そして冒頭でのジェリコの「俺は借りを何倍にもして返す」というセリフが後からかなり効いてくる、敵に吐き捨てるだけのセリフではない。この映画はダッチマンやポープ一家をめぐるドタバタ劇という構図の下に記憶の移植によるジェリコの変化と最後を描いており、ラストはそれまでの伏線による感動が一気に押し寄せる。
クライマックス、ハビエルに捕らえられたジルとエマを助けに行ったのはビル・ポープとしてだけでなくジェリコ・スチュアート本人の意思でもあるだろう。
「感情を持って生きる喜び」を教えてくれたポープ一家に"借りを何倍にもして返す"ために…
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